牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

潮干狩り2013

毎年の恒例化している春の潮干狩り‥昨年は日間賀島に行ってなかなかいい感じだったけど、やっぱり船賃が馬鹿にならないし‥違うトコもリサーチしたいし‥で、今年は会社の先輩の教えに沿って知多半島の伊勢湾側の坂井温泉辺りに行きました。温泉なんで楽しみです。

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盛田醸造の向かいにある小鈴谷海苔漁協に寄ったら禁止事項の張り紙があった、“まんが”は使用禁止だって‥
“まんが”って、『馬鍬』で馬で引く様な大きな鋤簾のコト‥。
【参考】アオノリの採種制限:徳島

イメージ 3浜に居入るトコには至るトコに小鈴谷海苔漁協の料金表示があります。
大人1,300円子供900円追加(1袋)1,000円採取量は既定の袋1袋以内、入漁期間、4月8日~8月10日
漁具(じょれん、かくわ、手まんが、忍者くまで)等の効率的にアサリを獲る漁具は使用禁止(愛知県漁業調整規則第48条)とある。(抜粋)
【参考】
遊漁者の皆さんへ~海で遊ぶ時のルールについて~
愛知県漁業調整規則S26年改正H23年4月1日第31号

第四十八条 内水面以外の水面においては、次に掲げる漁具又は漁法以外の漁具又は漁法で水産動物
を採捕してはならない。ただし、漁業者が漁業を営むためにする場合又は漁業従事者が漁業者のた
めにする場合は、この限りでない。
一 竿(さお)釣及び手釣
二 投網
三 四つ手網(三メートル平方未満の網に限る。)
四 たも網(火光を利用して使用するものを除く。)
五 動力を利用しない瀬干漁法
六 やす及びは具(まんがを除く。)
七 徒手採捕
一部改正〔昭和三五年規則五七号・四〇年五一号・五六年九〇号・平成一五年八号・二二
年三九号〕
要は既得権者の保護を目的としている。漁業者は効率的に“根こそぎ”採取しても良いってコト‥

イメージ 4コレ(外来の潮干狩り客)とは別に地区住民にだけ年4,000円で年券を発行しているらしい。これらのヒトは“25”って数字の入った小さなバケツを持ち歩いており、干潮時に毎日来て獲って帰るらしい。羨ましい‥
さて、助役サマは真面目に料金徴収に応じるヒトなので、宿の受付に金を払い札を貰う。浜の常連?さんに助役サマは採取のコツを叩き込まれてます。
まぁ、一般論でしたが‥。

かなり潮が引いて来たので、いざ参戦ですっ!
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胴長を着用しているグループはどんどん沖まで行ってザクザク掘っている様子‥。(遠くの点が人々)
艀状に海に突き出しているのは河川なのか雨水の排水管なのか、いわゆるボックスカルバートが積石で保護されている。
コレを伝って駐車場まで監視の目を潜って移動出来るかも‥!

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僕らは長靴なんで、潮が引き切るまでは岸近くで採取開始‥まずまずです。が、沖に出来た砂州でやっている胴長グループは、一人を運搬係にしてせっせと往復させてます。パシリの両手にはアサリ満載のバケツ‥許可バケツの2倍はあります。「そっちは全然良さそうだねっ!」ってパシリに声を掛けたら、『俺にハナシ掛けるんじゃねェ』って顔で無言で何処かに隠してある車なのか、入れ物なのかを往復してます。もちろん上記の追加料金対象ですが、特に監視人が居ないみたいです‥。ふ~ん、この程度‥?
「遊漁料を真面目に払わなくても良さそうだね‥」って助役サマに伺う‥「ダメダメ‥」って小心者です
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助役サマが「トイレに行きたい」って言うので、ボクの分も持たせてバケツ一杯にして一旦手元を空に‥
その間、近くに居た姉サンにそれとなくハナシ掛けいろいろヒヤリング‥。毎日食べる分だけ採取に来ると言う。海苔業者(漁協)は(中部国際)空港建設でたくさん漁業補償を受けてるのに‥まだ金が欲しいのか‥!ってコトを言ってました。何処の世も既得権者が保護されていてますな‥
そっちのハナシも大変興味あるんだけど、アオヤギ(バカ貝)の刺身の作り方を教わる‥
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要はバカ貝の“バカ”の由縁である貝から飛び出したベロの部分だけその場で良く洗って食べるんですな
コレがかなり美味しい~。さっき海苔問屋の大女将?が干していたのと同じである。
「奥さん戻ったら教えてあげなさい‥」って、でもなかなか戻って来ない‥もっとせっせと働いて貰わないと‥!若しかしたら捕捉されたのでは?って少々心配する‥。

そのうち戻って来たので、監視状況を聴いてボクも一旦トイレ&母船への補給に戻る‥
振返ればまずまずの人出である。でも、駐車場所がそれ程確保出来なくヒトが疎らですな‥
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この時間でだいたい干潮かな?今夜は新月だけど、大潮ではなく中潮だったかな?

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ひとりで来ているヒト、組織力でさばいているヒト、家族で来ているヒト、いろいろです。
この林立している竿は海苔業者の占有物です。3月まではコノ竿がもっと林立しているといいます。

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禁止されている大型の網付きのくま手を使っているオバちゃんも居ます。しゃがむのは腰が痛いです。
やっぱり沖に行くほど大きなアサリが獲れるというのは、それなりに正しいらしい。
助役サマは、潮干狩り場では『大陸から買って来た二枚貝を漁業者が撒いて‥ソレをレジャー客が金払って集めて帰る‥』って本気で信じているけどそんなコトしてたら1,300円なんて金額じゃやらして貰えないよ‥。だいいち、どこに貝を保管しておくのさ、納入業者はどこに居るのさ?

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しっかし、海は偉大ですな‥木曽三川の栄養&ゴミ補給もあるんだろうケド‥アサリがザクザク‥
助役サマもほとほと満足したようです。知多半島圏は4カ所目だけどココが一番いいかも‥

どんなに獲っても、食べれる量とウチの冷凍庫のサイズに限るがあるのでほどほどに‥ まぁ充分ですな
右のチョッと大き目の二枚貝がバカ貝、バカ呼ばわりされて可哀想ですな‥

ところが、海水を持って帰るポリタンクを持って来なかったり‥。で、常滑市まで探しに行った‥
ポリタンなんかウチにゴロゴロしているのに‥買うなんて勿体ない‥って渋っていたけど、朝に寄ったスーパーでトロ箱を分けて貰う。アサリってギシギシにクラーボックスに詰め込むと下部のアサリが呼吸出来なくて死んじゃう(らしい)んだよねぇ‥だもんで薄く多くの容器で元気に運搬したいね‥
買わないで済んで‥ホント良かった‥

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助役サマも大きなアサリがザクザク獲れてまずまずの大満足っ!って背中が物語ってます‥
夕陽が沈む頃にはさっきまで居た海苔の竿のトコが海の中ですな‥
ちなみに日本海で潮干狩りが出来ないのはコノ干満差が無いから‥ってコトです。

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今夜のうちに砂を吐かせて‥明日はもう獲らなくてもいいや‥ ソレにしてもなかなか大きいっ!

翌朝です。坂井温泉はこの夜は3組だけの宿泊だったけど、まずまずの質と量でしたな‥
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朝陽の中海苔業者が小遣い稼ぎに、船でまんが漁法です。禁止しておいて自分らだけ‥!既得権者汚ねぇ!
まぁ、やっぱりアノ辺りが居るんだな‥。ってコトを確認‥。

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満潮なのかな‥?凄い凄い‥

真っ直ぐ帰らずに寄り道しながら帰宅して‥
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まずは酒蒸しですな。アオヤギ(バカ貝)は‥鮮度命だそうです‥バター炒めです。

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菜の花とアサリの炊き込みご飯です。今回知多半島で再購入して来た『加藤醸造所の古式手造り家内味噌(うちみそ)』で作った味噌汁は絶品っ!やっぱりこの味噌は美味しいですっ!