牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

今年も岩海苔採取

さて、すっかり過去の話になってしまったけど、1月6日に岩海苔を採りに行って来た。
678の3連休は後半天気が荒れる。って、聞いていたので、ではその前に一度偵察に行かねばならないと出かけた訳。
だけど、レポートをまとめていた時に例の「遭難騒ぎ」があったモノで、すっかり忘れ去られていたのでした。まぁ、忘れないうちにまとめておくとしよう。

以下、1年前の正月明けの最初の週末。日本海のとある海岸で
岩海苔を採取した。退院後に岩海苔を食べて味を占めたので、新年になってそろそろと思っていたら、天気は下り坂って言うので急いで行って来た。

そんなに冬になってから時化ていないし、海苔は発達しているだろうか?
3月に見に行った時には岩にへばり付いたシミの様になっていたけど‥。

当日は村は雪、海岸まで標高を下げたら雨‥。
去年みたいに眩しい陽光のなかで採取したかったけど、雨ならライバルが居なくて「まぁ」いいや。

イメージ 1まずは去年採取した護岸を偵察
無い!春にはシミの様に残っていたのに跡形も無い。
だんだん、後退しているのだろうか?
今年は“時化”(しけ)が少ないのかな?

イメージ 2去年は波をかぶっていて近寄れなかった堰堤に行くと、
あるある。
既に先行者が根こそぎ採った痕が‥

イメージ 3まずは去年の予告通り「チリトリ」で剥ぎ取る‥
の積りが全然駄目(´ε` )
剥がす力がなさ過ぎ

イメージ 4まぁ、“チマチマ”手で採るのがいいみたい‥
斜度のある所より、平面のブロック上の方が大きく岩海苔が発達している
海水の滞留時間が長い方が海苔の発育がいいのかもしれない。
そう言えば、普通の海苔(例えば浅草海苔)でも、ずぅぅぅと海中で生育する部分と、喫水息(干満差で浸かったり空中に出たり)で生育する海苔では種類って言うか歯応えって言うか、オニギリにした時、噛切れる、切れない等の違いがでて来ると言うのを、かなり昔の“ためしてガッテン”で見た事がある。
今回は後者の喫水域って事かな?

イメージ 5助役も雨具を着込んで頑張っている。
去年は片手一握りで薄く延ばした海苔3枚‥
今年は何枚になるかな?

イメージ 6まぁ、結構採った。
ジプロックの“大きな袋”に二つ位
帰宅後、よく洗い砂を出す。
去年は伊達巻作る様な小型の巻簾を使用し、紙透きの要領で薄い海苔を作成したけど、海苔が大量なので網戸を使う事にする。せっせと網戸を風呂場で洗う。
がしかし
しかし、大変な事に紙透きの要領で薄く海苔を掬いたいのだけど、網戸では大き過ぎて無理。
だもんで、手で海苔を置いてゆく‥
厚いところは指の腹で伸ばし伸ばし‥。

イメージ 7大きな網戸を4枚洗った割には、大量の載りは“ぶ厚く”一枚の網戸に載った
採り合えず9枚。ホントはこの4倍は作ろうと思っていたのに(`Д)
韓国海苔”みたいにスカスカにすればこの20倍は作れたろうに‥

イメージ 8外は吹雪の様相なので採り合えず、部屋の中のストーブの上に掛けておく。
晴れたら日光を吸収させよう!
で、干した物にはバイタミンDが多く含まれるって言うけど、日光に当てると成分が変わって“D”に変わるのか?日光から“D”がホントに降って来るのか?よく判らない。
まぁ、乾燥させればとりあえずの保存は利くだろう‥。
また、ふやかして薄く“透”いたりして‥。
また、採りに来ようかや。

チョッと調べたら、岩海苔の本場と言ったら島根県出雲辺りの「十六島(うっぷるい)海苔」が平安時代から有名らしい。
面白いHPがあった。
海苔を布状にベリベリと採取している!あれなら簡単そう

どのページを見ても、酷寒と荒波で命がけって書いてある。
かなり大変な作業だ。
という事はかなりな貴重品!

密漁と漁業権に関してはこんなページもHitしたけど、考えれば判る事だよね。
なんで、こんな事聞くんだろう?自分で考える事を放棄してるんだろうな。
僕が、去年地元のおばちゃんに聞いたのも、その場で無言で採取するより、もし他の人に注意された時に
「だってあのヒトが採っていいって、言ったもぉぉん!」って言い訳する為で、本当に許可されたなんて思っている訳ない。
「良く、知り合いの警官が言っていた」とか「知り合いの弁護士が‥」「会計士が‥」
なんてヒトのせいにして悪事を働くヒト居るけど、「お前幾つだ?はぁぁぁぁ~?」って胸倉を掴む想像をして心の中で叫ぶ。「ばーか」って。
まぁ、楽しくないページを見たのが失敗だった。
美味しい旬の食材が台無しだ‥。