父の背中‥

今日のNHKニュース（ラジオ）

火砕流で父亡くし 消防学校へ
9月2日 16時12分  
１９年前の平成３年に起きた長崎県の雲仙・普賢岳の大火砕流で消防団員の父親を亡くした男性が、父親のように人の命を救いたいと、消防士になり、２日、消防学校に入校しました。

長崎県の消防学校に入校したのは、長崎県島原市に住む大○○○さん（２２）です。大町さんの父親の安○さん（当時３７歳）は、４３人が犠牲になった平成３年の雲仙・普賢岳の大火砕流で、消防団員として警戒にあたっているときに亡くなりました。○町さんは、父親のように人の命を救う仕事をしたいと、この春、大学を卒業して地元の消防本部に入りました。消防学校は消防士の専門的な訓練を行う施設で、大○さんは３５人の入校生とともに、緊張した表情で入校式に臨んでいました。式には、母親の○美さん（５３）も出席し、息子の姿を見守りました。入校式のあと、大○さんは「これから仲間といっしょに訓練に励み、人の命を救う消防士になりたい」と話していました。
『転載者○伏字』

僕らの世代だと早いヒトで既に就職する子供の居るヒトも居るはず‥
『息子が父親の仕事を誇りに思って同じ職業を選ぶ‥』って言うのは親の冥利に尽きるモノ‥かな
父親が亡くなっても大学まで行かせる事の出来る制度がなくては無理だろうけど‥
母親もどんなものなんだろう‥誇りに思うのか、危険な職業にだけは付いて欲しくないのか‥

埼玉の秩父でのヘリ墜落事故の残された同僚は心的外傷後ストレス障害で勤務に就けないと言うし‥
知り合いの消防士も上司が消化中に２階から落ちて殉職して、残された同僚がやはりＰＴＳＤ‥
戦時中育ちの両親達もなんらかのストレスを受けていたんだろうな‥

まぁ現在土木屋の僕は未だみぬ子孫にこの職業を勧める事が出来るだろうか‥
決して恥かしい仕事ではないし、むしろ胸を張れる仕事だとは思うけど‥

楽だから、安定しているから、休日がまともに取れるから、死んじゃっても保障があるから‥
退職金がいいから‥、育児休暇が取れるから、権利を当たり前に要求するのが常識ナ職場だから‥
って、そんな職種を選ぶコトを子孫に求めるのはいい親なのかな‥そうなんだろうな‥

普賢岳で地球を感じる‥
普賢岳被災19年慰霊に感じる