牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

三国街道『北牧宿』の‟歴史的中央水路”

正月の挨拶に埼玉の実家に行くのに、以前実母に紹介して貰った群馬県は旧子持村(現渋川市)の白井宿を視察して行こうと長野市の裏山から地蔵峠真田町を経て、結構な積雪の鳥居峠を越えて群馬県入り‥
“信州街道”と呼ばれたこの道は中仙道の脇街道善光寺参りや草津川原湯の湯治客が行き来したらしい‥

 

イメージ 12途中、八ツ場ダムの工事は凍結されているのか良く判らないけど、ニュースで良く見た高架橋の工事は若干ながら進んでいる‥。
吾妻渓谷沿いの国道は幅員が狭く、対面通行箇所もしばしば現れる。
いつかはダム湖の底になるのか‥?
なんて思うけど、ダム凍結されても新道は出来てもいいかもしれないね‥。

 

イメージ 1「高校時代に友人とサイクリングで通ったんだよぉ~」
「ソレ100万回聞いた‥」
ってハナシをしていると、旧子持村の353号で右手に木製の看板が目に留まった‥。
『北牧宿』‥?
ふと、右に古い町並みがチラッって見える。
ドウしようかと一瞬思案したけど、先でUターンして戻って来る‥

 

さっきの看板を左折して、西日を正面に見ながら先に気が付いたのは助役だった‥。
「あっ!歴史的中央水路!」 「おおっ!ホントだ‥」
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あるトコにはあるもんだ‥。
いろいろ検索して日本中の“歴史的中央水路”のマッピングがほぼ出来ていると思ったのに‥
まさしく、歴史的中央水路の街並み‥(^▽^)

 

イメージ 4 北牧宿(きたもくじゅく)は高崎で中山道から分岐した三国街道の宿場間で、高崎宿、金古宿、渋川宿、金井宿、北牧宿、横堀宿と4番目の宿場になっている。
 江戸時代に佐渡金山開発に伴い整備され、吾妻川の南側の南牧に杢ヶ橋(もくがばし)関所が開設され、対岸に北牧宿が整えられた。この後寄る事になる“白井宿”は『沼田街道西通り』となるらしい。
(西通りとは利根川の西側ってコト)
ちなみに、沼田から上田の真田家への街道は“沼田真田街道”といい吾妻川沿いに辿る“信州街道”とはチョッとルートが一部離れる‥。

 

良く判らないので、今度時代ごとの旧街道の明記され、現道との対比のできる地図でも探してみよう。

 

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北牧宿はこの歴史的中央水路のある通りの他、ならびにもうひと筋、現国道を挟んだ北側にも続く

 

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現国道の北側、横堀宿に向かう三国街道につながる    現国道渋川方面を望む‥

 

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立派な歴史的中央水路。元旦の西日が眩しく枝道はすこぶる狭く、なかなかの雰囲気‥

 

イメージ 11北牧宿の南の端は、杢ヶ橋関所に至る吾妻川の渡しがあった。
冬季の渇水期なのか水量はかなり少なそうだ‥。
チョッと上流の小野上温泉辺りで取水しているみたい‥。
品木ダム等の中和施設が出来る前は、吾妻川の水はこの辺りまで酸性だったのだろうか‥?
公園として整備してあるので、昔の面影なのか?整備された造られた面影なのだろう‥

 

まだまだ、歴史的中央水路はあるんだろうなぁ~。
新年から幸先良かったね‥
【参考資料】 三国街道北牧宿