十数年ぶりの米子沢

８月の第四週末に、十数年ぶりに越後と上州の国境の山　『巻機山』　に行って来た。
近年は“日本百名山”流行で何処も彼処も爺婆のツアー登山がぞろぞろ歩く‥らしい。
前の頃はまだそんなではなかった‥かな？

騒がしいのは嫌なので、『米子沢』と言う頂上に一気に突き上げる初心者用の沢から登る事にする。
　
花崗岩のごろごろした川は駐車場辺りは完全に伏流‥　　しばらく登ると綺麗な流が現れる。

　　　　　　　　　　　　
チョッとした落ち込みに岩魚がいないかと水中を眺める‥　　　　　水面がキラキラ綺麗ぃ‥

　
今までも魚影を見た記憶はないけど、取り合えず竿を出してみるけど、不発‥　　遠くに見えるは“ニセ巻機”まだまだ遠い

　　　　　　　　　　　　
川床が花崗岩で白いので水が綺麗に見える。実際綺麗なのだけど‥　ツルツルの花崗岩がスライダーの様‥

　
下野草(シモツケソウ)今回の同行者は下野国出身の山岳ガイドさん。沢登りは初めてだそうな‥
時に高巻き(越せない滝等を避ける為に流から離れて高いトコの巻道を登る)

　
果敢に岩にもアタック！　標高を稼ぐとミヤマダイモンジソウ(深山大文字草)なんかも群生している。

　
どんどん登ると水量も減り、山の向こうの空が広くなる。それでもひたすら登る登る‥

　
これは僕の後姿‥。　沢登りで一気に巻機山山頂に行きたかったけど、そっちの沢は植生保護の為立入禁止‥。

　
非難小屋の水場で今夜の飲み水を給水‥。西日に陰る非難小屋を目指してもうひと踏ん張り‥！

　
振り返るとテント場が西日に輝いている。　十数年も経てば避難小屋も建替えられている。

すっかりくたびれていたので、山頂へのルートが立入禁止で真直ぐ避難小屋へ迎えたのはかなり楽だった‥
さて、避難小屋で我々を迎えてくれたのは‥　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《つづく》