牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

湧池

長野県は落ち着かない土地だ‥

斜面は地滑り‥低地は洪水‥  一体何処に暮らせばいいのだろう‥って程天災が多い。
そんな天災だって、近頃の土石流なんかは林業行政の失態も一因だろう‥
なのに長野県は森林税なんて県民負担を可決させ増税をさせている‥。なぜ限られた税金の中で賄おうとしないのか?近頃の道路特定財源と似たようなハナシだ‥

長野オリンピックの為?に作られた通称“オリンピック道路”のR19号からの入口『安庭』と言う信号がある。現在は復旧されているけど、平成16年10月9日台風22号で土砂崩れがあり取り付け道路とレストラン、なんか広場みたいなモノがあったけど、犀川に押し流されてしまった。
現在でも広場にあったはずのモニュメントが犀川と同じレベルに突っ立っている。
あー怖い‥

そんな頃の報告書と言う名の言い訳が写真付きで見られる。「安庭災害の技術検討委員会」報告?
安庭の当時のニュース映像でもないかと色々検索したけど、出て来るのは当時の田中県政への批判ばかり‥
負のエネルギーは絶大で多くの記述を残す‥。僕の村の“この”日記と然程変わらない‥

ついでに迂回路になった中条村の県道も拡幅工事だったかな?工事中に崩壊した。これは崩壊の瞬間がニュースでも流れ、動画サイトで再び見られるかと検索したけど真面目な長野県民はどうも投稿していないらしい‥。残念‥。

この二つの道路が崩壊した為当時助役は僕の村へ来れなくなってしまう‥。
なんとも陸の孤島な長野県‥。

そんな長野市信更町安庭にはもっと昔の弘化4年(1847年)5月8日(旧暦3月24日)午後0時頃に中条村辺りを震源にしたと思われる善光寺地震はこの一帯を襲った。安庭地区の岩倉山(虚空蔵山)は崩壊して犀川を堰止め延長32kmもの堰止湖を形成‥。現在の僕の働く安曇野市(って言っても明科だけど‥)まで貯水が居たり最大面積で諏訪湖の1.2倍ほどになったそうな‥

長野県の誇る頭脳として知られる松代藩佐久間象山は、堰止めている土砂をを爆破し水を落とす方法を提案したが却下‥。いかにも時代の寵児的な逸話だ‥。

そんな岩倉山の“滑り面”の底部の水溜りが『湧池』  前置きが長くなった‥( -_-)=з

土砂崩壊や、津波、台風等々の天災は人間サマの小ささを実感すると同時に、“地球は生きている”と実感できる良い機会だ‥
被災者が居ると申し訳ないけど、血が騒ぐのはしょうがない‥
川の様子を見に行って流されたり、船の様子を見に行って高波に浚われたり‥
こんな人々はかなり同類だろう。

そんな“負”なのかどうか判らないけどある意味“遺産”とも言える土地に足を踏み入れて五感で地球を感じると無性にワクワクする‥  って事‥
地方都市なりに騒がしい長野市でもココは取り残された様に静かなトコ‥
イメージ 1
池を見渡す。前面に見えるほぼ全体が滑り面らしい‥150年経った1999年にも地滑りが発生してその為の対策工事が施されている。

イメージ 2
対岸?の高台に上がり西を見渡すと、写真では曇天で判り難いけど我村の山々が手前の西山山域の向うに雪を抱いて鎮座している。晴れていればかなりな眺望が期待できる。
コレには僕はかなり満足‥

イメージ 3
崩壊した土砂が滑り落ちた流路に広がる田んぼ‥当然の様に区画整理されていない。
桜が咲いたらもう一度来て見よう‥かな?