牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

沖縄全戦没者追悼式『平和の詩の朗読』に感じる‥

 正午に時報と共にNHK総合でニュースを見るのだけど、その後に何某かの25分弱の再放送の時間があるのだけど、6月23日は先の大戦での沖縄戦戦没者追悼式の中継になった。中継で見るのは初めてだったかな‥。凄い雨が降る中で仮設のテントの下で式典が執り行われていた‥。

    慰霊の日は、沖縄県が制定している記念日で、日付は6月23日である。沖縄戦等の戦没者を追悼する日と定められている。 沖縄県および沖縄県内の市町村の機関の休日でもある。《以降囲内の出典:Wikipedia

 慰霊の日の設定もいろいろ論議があったらしい。沢山の人が亡くなっているのでそれを特定の日にちに集約する意味というか、なんでも纏めてしまおうとするのにも疑問を感じるけど、黙祷とか祈りとか纏めて束ねた方が威力が増すというのか‥な?

    沖縄全戦没者追悼式は毎年、6月23日に糸満市摩文仁沖縄平和祈念公園で行われる、沖縄戦等の戦没者を慰霊する式典である。                                                                    【 概要】 前述の「沖縄慰霊の日」の沖縄県の休日制定に伴い、翌年の1962年から琉球政府が主催し、初年度から暫くは沖縄平和祈念公園内の摩文仁の丘で執り行っていた。後援が各市町村、沖縄遺族連合会、沖縄戦没者慰霊奉賛会、沖縄外地引揚者協会、沖縄傷痍軍人会、協賛に在沖の新聞社、民放テレビ・ラジオ局が連ねている。また、以前は追悼式の開始時間が16:00から17:00であった。 後に同公園敷地内に1978年(昭和53年)10月1日に建立された、同公園内の沖縄平和祈念堂にて当該の追悼式を催している。

以前は夕方にやっていたようだけど、最近は正午を跨いで追悼式が行われいてるみたい

NHK総合テレビでは11:35から九州7県8局のネット止まりであったが、2020年は11:45から関連ドキュメンタリー番組である『私と沖縄戦「りゅうちぇる」』編成後、11:50から追悼式の生中継を編成し、『NHKニュース』全国パート内包後、全国向け中継に戻る編成となっている。全国放送は平日は2018年は12:25開始、週末である2019、20年は12:15開始となっている。

意外とこれらのスケジュールというモノは、テレビでの中継時間に合わせているのは政府やら自治体やらの会見時間の設定と同じなんだろうな‥

  会場の平和祈念公園沖縄戦の最後の激戦地とのコト‥。なにをもって激戦と言うのか判らないが、戦闘に参加したり巻き込まれたりしたそれぞれの人に各人の激戦があるので、あくまでも戦死者と巻き添えで死んだり殺された人の数が多い地区というのだろう‥。ウチの近所にも『古戦場』とか『合戦場』という地名というか住所が存在するけど、似たような意味ととっていいのだろうか‥?かなり数に差はあるのだろうけど‥

公園内の戦跡は沖縄戦最大の激戦地であり、終焉地である。1945年(昭和20年)5月、アメリカ軍の攻撃により、首里那覇市)にあった日本軍司令部は、この沖縄本島南端部(島尻)に撤退した。狭い島尻には、南下侵攻するアメリカ軍、避難してきた一般住民と撤退・抗戦する日本軍の軍人が混在し、パニック状態に陥った。結果、狭隘な地形に敵味方が入り乱れる大混戦となり、6月18日にはアメリカ軍沖縄方面最高司令官サイモン・B・バックナー中将も戦線視察中の真栄里で日本軍の砲撃を受けて致命傷を負い、戦死している。日本軍による組織的抵抗は、6月23日に司令官・牛島満中将が摩文仁の司令部壕で自決したことにより終了したが、アメリカ軍は翌7月初めまで掃討戦を続けた。

 そんな追悼式で『平和の詩の朗読』という時間がある‥

1990年(平成2年)から平和記念資料館が県内公立学校向けに平和に関する「図画・作文・詩」の創作意欲を掻き立てるため、募っており、「詩の部門」の各世代最優秀作品から選出した作品を読み上げる。

 食事を終えてネットのニュース等見ながら横目で追悼式の様子を見ていたのだけど、あまりに滑らかな染み入る言葉に目頭が熱くなってしまった‥

上原美春さんがつむいだ平和の詩「みるく世の謳」(2021)

上原美春さんがつむいだ平和の詩「みるく世の謳」全文 :朝日新聞デジタル

 ボクの小学生の頃の同級生に竹間くんというとても子供とは思えない気味が悪いほど感情を移入させて朗読するヤツが居たけど、それ以来でもないけどかなり驚いたしこんな若い人が言葉を自在に操っているのに頭が下がってしまった‥。

 こんな詩を聴かされて、こんな長野の田舎町で感心感服しているオッサンが居るんだから、テレビの力は偉大であるもの‥。この国の沢山のひとが少しでもココロを動かされたらもう少し平和というか、憲法の9条とかの議論とか、他国への敵視政策とか、仮想敵と防衛予算とかで方向性を変えることが出来ないモノなのか‥って思ったけど、毎年この『平和の詩の朗読』が行われメディアでの中継があるにもかかわらず何ら変わらず却って悪い方向へ向かっているかの感があるのは如何なモノかと、過去の朗読も検索をしてみた‥以下‥

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「平和の詩」を朗読する首里高校3年・高良朱香音さん(2020)

糸満市立兼城小学校6年の山内玲奈さん「平和の詩」(2019)

相良倫子さんの平和の詩「生きる」(2018)

誓い ~私達のおばあに寄せて~ 上原愛音 宮古高校3年(2017)

金武町立金武小学校6年の仲間里咲さん「平和ぬ世界どぅ大切」(2016)

沖縄県立与勝高校3年の知念捷さん「みるく世がやゆら」(2015) 

"へいわってすてきだね"  久部良小1年 安里有生(2013)

浦添市立仲西中学校2年生の嘉味田朝香さんが「幸せの一枚」(2011) 

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 女性が多いみたい。今年で戦後76年とのコトで、戦闘を知っているひとが減って来ているのは当たり前だけど、お爺さんお婆さんの若い頃、自分らと同じくらいの年齢の頃というと実際は既に曾祖父か曾祖母になるんだろうな‥。

 昔は詩とか朗読とか殆ど気持ちに入って来なかったけど、肉よりも魚の方が好きになって、何となく日本でも世界でも歴史ものに興味を持つように今更なってか朗読とかでも歌謡曲とか洋楽とかでも言葉の意味とか背景とかかなり気になるようになって来た様な‥。まぁ、隠居みたいな生活にシフトしたからかもしれないけど‥。

 こんな詩だったり考えだったり‟学校とかの課題として与えられて提出する”スタイルにカッコ悪さを持っていたんで、これらに取り組んでいる同級生をどちらかというと‟センセイに媚を売ってる”としか見ていなかったかなぁ~って今の若い衆はどんななんだろ?学校も休みなのに制服着て式典に呼ばれて‥ご苦労さんって思っていたかな?

今度ボクも独自に平和の詩を書いてみようかな?

えぇ~っ!どうしちゃったの?そんな事より妹のマロ子ちゃんを毛が抜ける程攻撃するの止めた方がいいよっ!マロ子ちゃん最近帰ってこない夜が増えているのチロ雄くんのせいだからねっ!

まったく、世界平和の前に目の前のココロの平穏だよね‥しっかし、メディアのシャッター音って煩いのなんとかならないかね?メディア自身が取材スタイル変えないと‥明らかに取材対象にアノ音が暴力的なのが判らないのかね‥?                  知らんけど‥ 

あと、本土から来る首相がこの日だけかりゆし着るの嫌な感じだよね‥ちっとも寄り添ってもいないで外見だけ用意されたもの身につけて‥

詩の朗読の後の首相の棒読みも落差があり過ぎて笑えたね‥

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対合衆国だけじゃなくて本土とかそれ以前の薩摩藩とか琉球内でも先島諸島とかでいろいろ歴史があったみたいだからね‥                      平穏に暮らせるようになって欲しいよね‥

敗戦後に占領されていた時って沖縄って合衆国の州の一部だったんだけど、どこの州だったか知ってる?

ん?チョッと違うと思うナ‥嘉手納基地はカルフォルニア州扱いで普天間基地ワシントン州の軍郵便上の扱いのハナシだよね‥