妻がめずらしく「いいもの図書館で借りてきた‥」って‥。‥嬉しそうに‥
みせて貰うと『「戌の満水」を歩く』という、この地方のローカル紙の信濃毎日新聞社出版局編&千曲川工事事務所協力で2002年8月に発行された本。「ん?出版当時に見たよ‥」って正直に言うと、折角の友好的な雰囲気が崩れるので、「へぇ~!なになにっ!?」って改めてページをめくる‥
あの頃は、田中県政で信濃毎日新聞はソレまでヨイショしていたのに、『記者クラブ廃止っ!』ってコトになったら、全県挙げてのネガティブキャンペーン掲げて‥酷かったね‥長野県民みんな素直な県民だから新聞の書くことみんな信じちゃうしね‥。今は新聞読むヒトは、“お悔やみ欄”しかチラ見しないけど‥。ハナシそれたね‥
そもそも、昨日のハナシに出てきた元文科大臣も信毎筋だしね‥(ΦωΦ)


基本的には、寛保二年(1742)の大洪水の「戌の満水」の経緯なんだけど、天明三年(1783)の浅間山の噴火や弘化四年(1847)の善光寺地震関連の土石流災害等々‥。いろいろな資料が乗っている。それに、災害の痕跡や遺跡がガイドブックになっていて地域を見て歩くのも結構楽しい‥。それも、最上流から県境まで‥。活気のあった長野県内の懐かしい写真や災害の写真が豊富です‥。カラーが多い割には安いんじゃないかな?
で、今回の破堤箇所とかは‥って見るまでもないけど、そもそも新幹線の車両基地横にだって、洪水水位標があるしね‥


ちゃんと載っているのに‥。なんで、地元のヒトは「考えてもみなかった‥」「生まれてから初めて‥」なんて言うんだろう?先祖からこの地で育ったヒト達なのに‥
教育県の長野県は郷土の歴史の授業がないのか?墨で塗りつぶしてあるのか?
信濃毎日新聞社もこのくらいの読本は全顧客に配布して然るべきだよね‥ボクとしては叱るべきだね‥(ΦωΦ)
新幹線車両基地は勿論まだないけど、この写真を見て盛土を2mで済ませるって考えは良く判らない‥。どんなコンサルが計算したんだ‥?線路は高架だったけどね‥
まぁ、ボクにとっては面白い本だすなっ♪歴史、地質、気象、郷土、産業、って勉強になるよっ!防災って“香道”みたいに総合的に事象を感じないとイケナイよね‥。子供の夏休みの自由研究なんていいかも‥って表現が昭和だね‥
【追記】
さっき、NHK長野ローカルの千曲川災害特集でアナウンサーが、『これだけ避難を呼びかける報道、鐘が鳴らされたにもかかわらず、二人のヒトが避難が遅れて死亡した‥』みたいな意のコト言っていて‥ボクには、避難しそびれたヒトが悪い‥って風に聞こえて耳を疑ったけど‥。すごい言い方だね‥死んだヒトも「安全だって今まで聞いていたのに‥逃げろって言っても‥放送なんて聞こえやしない‥だいいち、寝てたよ‥」って、言っていそうだし‥ん?死亡者は車で落ちたんだっけ?
まぁ、これからは『マンガで判る「戌の満水」と令和水害』とか“RPGゲーム”化ですな‥。色々条件変えて、県職員、市の河川課職員、建設業協会、労務者、地区の長、国交省キャリア、国交大臣、首相、官房長官、知事って‥ゲームやらないヒトだから良く判らないや‥(ΦωΦ) ちなみに『SimCity』って言うのはやった事ある‥怪獣が街を壊すの‥ね