木下惠介(1912-1998)と言えば、『二十四の瞳』『カルメン故郷に帰る』『喜びも悲しみも幾歳月』ボクも公開当時の記憶がある『衝動殺人 息子よ』等々多岐に渡るジャンルとを扱う映画監督であり脚本家ですな。
長野市に越して来た頃に、巨木に魅せられてフラフラと見に行った『姫塚』という墓地兼保存樹木‥
立札に故郷の英雄『熊谷次郎直実』とその娘(姫)の悲話だったかな?ソレと一緒に此処で木下作品の『野菊の如き君なりき』のロケが行われたコト‥が書いてあった‥かな?
立札に故郷の英雄『熊谷次郎直実』とその娘(姫)の悲話だったかな?ソレと一緒に此処で木下作品の『野菊の如き君なりき』のロケが行われたコト‥が書いてあった‥かな?
そんな、木下作品は実はほとんど見ていないのだけど、監督が昭和30年代に長野県内でロケをしたとの記述をチラホラ見掛けたので、この時代動画サイト等でチェックしてみた‥。実際に動画をダウンロードして鑑賞しても300円/作品くらいみたいだけど‥。チェックしたのは予告編のみ‥
『野菊の如き君なりき』昭和30年(1955)公開
『姫塚』ですな‥。映画の中では民子の墓がココになったのかな?
撮影の角度がチョッと違うけど、当時は周囲に家は無かったみたいです‥(※後述昭和初期地形図参照)
※60年でこんなにも育つものか‥?ホントかな‥?
回想シーンを白い楕円形のマスクで囲んだのは木下作品が最初だそうです‥。
この木製橋梁は後述しますが『落合橋』だと思います
故郷に戻った政夫(笠智衆)が乗る木船が流れ下るこのシーンの橋梁は、現存する小布施橋ですな。水量もそれ程変わらないかも‥
先代の木製橋梁を昭和33年(1958))流失し、永久橋に架け替えられたのが昭和43年(1968)とのコトだけど、映像と映画の公開時期から判断すると、既にトラス橋梁の工事がはじまっており、そのさなかに流失したのかな?でも、写ってないね‥自慢の17連のトラスが繋がっていないみたい‥。
良く見ると、新橋梁の下流に旧橋が見えているようにも見える‥(※左矢印部)
ん?ソー言えばトラス橋下部の松川合流部に古い木製橋梁が現存していたな‥アレかも‥?(参照下写真)
『姫塚』ですな‥。映画の中では民子の墓がココになったのかな?
撮影の角度がチョッと違うけど、当時は周囲に家は無かったみたいです‥(※後述昭和初期地形図参照)
※60年でこんなにも育つものか‥?ホントかな‥?
回想シーンを白い楕円形のマスクで囲んだのは木下作品が最初だそうです‥。
この木製橋梁は後述しますが『落合橋』だと思います
故郷に戻った政夫(笠智衆)が乗る木船が流れ下るこのシーンの橋梁は、現存する小布施橋ですな。水量もそれ程変わらないかも‥
先代の木製橋梁を昭和33年(1958))流失し、永久橋に架け替えられたのが昭和43年(1968)とのコトだけど、映像と映画の公開時期から判断すると、既にトラス橋梁の工事がはじまっており、そのさなかに流失したのかな?でも、写ってないね‥自慢の17連のトラスが繋がっていないみたい‥。
良く見ると、新橋梁の下流に旧橋が見えているようにも見える‥(※左矢印部)
ん?ソー言えばトラス橋下部の松川合流部に古い木製橋梁が現存していたな‥アレかも‥?(参照下写真)
高山村から流れてくる松川の最下流の橋梁ですな‥。
鉱山と温泉の関係で強酸性水のため魚類が住めないけど、枝沢には漁業権が設定されています。
酸性の関係で木製のままだたのかな?どちらにしても既に撤去されているかも‥
※写真は2017年4月
鉱山と温泉の関係で強酸性水のため魚類が住めないけど、枝沢には漁業権が設定されています。
酸性の関係で木製のままだたのかな?どちらにしても既に撤去されているかも‥
※写真は2017年4月
河川敷きは林檎か桃かの果樹園かと思ったけど、さすがに小布施だもんで栗園でした‥。
ボクの世代だと松田聖子ちゃん初主演作品の『野菊の墓』ってほうが知られているかも‥
どちらも伊藤左千夫作品ですが、本来の舞台は松戸市の『矢切の渡し』付近ですな‥
『笛吹川』昭和35年(1960) 原作:深沢七郎
戦国時代、笛吹川のほとりに住む貧農の五代にわたる約六十年余の物語とのコト‥。
モノクロ映像に部分的に色を焼き付ける手法が用いられている。
なんともクラシックな木製橋‥。車両は通行出来たのかな?
なんども流されたんだろうな‥
高峰秀子、田村高廣、岩下志麻、市川染五郎、川津祐介、中村勘三郎らが出演‥
ソー言えば‥ボクの実父は若い頃‥田村高廣氏の実父である坂東妻三郎に良く似ていた‥って‥
って、検索したら‥ん~?確かに‥よく似ている‥。いいオトコ‥。でもボクには似てないかな‥?
戦国時代、笛吹川のほとりに住む貧農の五代にわたる約六十年余の物語とのコト‥。
モノクロ映像に部分的に色を焼き付ける手法が用いられている。
なんともクラシックな木製橋‥。車両は通行出来たのかな?
なんども流されたんだろうな‥
高峰秀子、田村高廣、岩下志麻、市川染五郎、川津祐介、中村勘三郎らが出演‥
ソー言えば‥ボクの実父は若い頃‥田村高廣氏の実父である坂東妻三郎に良く似ていた‥って‥
って、検索したら‥ん~?確かに‥よく似ている‥。いいオトコ‥。でもボクには似てないかな‥?
『楢山節考』 昭和33年(1958)原作:深沢七郎
深澤七郎の処女作とのコト‥。氏の出身地山梨県境川村大黒坂の農家の年寄りから聴き、それから登場人物を創造したとのコト‥。現千曲市の姥捨地区では住民ぐるみで勘違いしているのか‥?※姨捨の呼称は、奈良時代以前からこの山裾に名代部『小長谷(小初瀬)部氏』が広く住していたことにより小長谷部氏の名から『オハツセ』の転訛との説があるとのコト‥
木下作品では、『楢山節考』が有名ですが、カンヌでパルムドールを『戦メリ』と争ったと言われる『楢山節考』は今村昌平監督の小谷村ロケの作品ですが、木下作品はオールセットで歌舞伎の様式美的な雰囲気の演出としているとのコト‥
木下作品はリメイクされるのが多くて、僕らはどんどん上書きされちゃって判らなくなっちゃうね‥。
深澤七郎の処女作とのコト‥。氏の出身地山梨県境川村大黒坂の農家の年寄りから聴き、それから登場人物を創造したとのコト‥。現千曲市の姥捨地区では住民ぐるみで勘違いしているのか‥?※姨捨の呼称は、奈良時代以前からこの山裾に名代部『小長谷(小初瀬)部氏』が広く住していたことにより小長谷部氏の名から『オハツセ』の転訛との説があるとのコト‥
木下作品では、『楢山節考』が有名ですが、カンヌでパルムドールを『戦メリ』と争ったと言われる『楢山節考』は今村昌平監督の小谷村ロケの作品ですが、木下作品はオールセットで歌舞伎の様式美的な雰囲気の演出としているとのコト‥
木下作品はリメイクされるのが多くて、僕らはどんどん上書きされちゃって判らなくなっちゃうね‥。
『カルメン故郷に帰る』昭和26年(1951)
日本映画初のカラー作品(フジカラー)。浅草でストリッパーをするカルメンが仲間の朱美と故郷に里帰り。草軽鉄道は運行し、まだ無秩序な別荘開発がはじまっていない浅間山麓の景色が見られるらしい‥
カルメンシリーズは、今後検証しなければ‥(^_-)
【資料】
木下恵介記念館 出身地の浜松市にある浜松市指定有形文化財『旧浜松銀行協会』を利用した記念館とのコト‥
小布施橋 長野県土木のお宝橋梁26
小布施桜堤散策
日本映画初のカラー作品(フジカラー)。浅草でストリッパーをするカルメンが仲間の朱美と故郷に里帰り。草軽鉄道は運行し、まだ無秩序な別荘開発がはじまっていない浅間山麓の景色が見られるらしい‥
カルメンシリーズは、今後検証しなければ‥(^_-)
【資料】
木下恵介記念館 出身地の浜松市にある浜松市指定有形文化財『旧浜松銀行協会』を利用した記念館とのコト‥
小布施橋 長野県土木のお宝橋梁26
小布施桜堤散策
『姫塚』『旧落合橋』
『旧小布施橋』
『旧小布施橋』
【追記】信州の昭和ロケ地繋がりで‥
「楢山節考」再び 小谷村真木集落 今村昌平監督作品の『楢山節考』1983年(昭和58年)ですな‥山菜シーズンに行きましたヨ
「楢山節考」ロケ地を訪ねる ちなみに1958年(昭和33年)の今村昌平監督作品の『楢山節考』はオールセット撮影だったそうですな‥。
「楢山節考」再び 小谷村真木集落 今村昌平監督作品の『楢山節考』1983年(昭和58年)ですな‥山菜シーズンに行きましたヨ
「楢山節考」ロケ地を訪ねる ちなみに1958年(昭和33年)の今村昌平監督作品の『楢山節考』はオールセット撮影だったそうですな‥。