牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

カシワ“槲&柏”に想う

城下町にはカシワの木が多い。業界では樹木の名称をカタカナで表記するけど、漢字で見るとチョッと意味が判ったりするのが日本語ですな‥。

『カシワ』は、“柏”って書くと思っていたら、本来はヒノキ科の針葉樹コノテガシワを指す漢字だそうです。コノテガシワは『兒手柏』と書き、子供の手を縦に並べた様な‥今で言う「コニファー」みたいな樹木で結構庭木に使われているんじゃないかな?

だもんで、柏餅のカシワは、『槲』の字が正しいとのコト‥。
イメージ 4木偏に『斛(コク)』と書くソウです。『斛(コク)』は、体積の単位で『石』と同一だそうです。
1斛(石)=10斗=100升=1,000合とのコト。加賀100万石とかの石は、成人が1食に米1合、1日3合で365日の消費量とのコト‥まぁ180リットル位かね?ドラム缶よりチョッと小さいか、普通の風呂桶位かな?
でも、なんで柏餅の柏に勘違いしているのかね?偽装表示?柏市民は知っているのかね‥?
角に斗が、斗の10倍ってコトだけど、斗×斗(2乗)てコトかな?って思たけど‥違うね‥

カシワは、ブナ目ブナ科の落葉中高木で単にブナと勘違いしてよばれるコトも多いですな‥。
イメージ 5チョッと前に流行った『木を植えた男』って絵本やアニメーションで、主人公が出逢う“ブフィエ”と言う男が播種していたのが柏のはずなんだけど、本によってはブナって書いてあったり‥。
まぁ、平たく言えば‥ドングリが出来る樹木の総称が“ブナ科”ってコトだしね‥
英語では 『Japanese Emperor Oak』『Daimyo oak』仏語で『chêne de Daimyo 』だって‥
原産国が僕らの住む極東の日本、朝鮮半島、中国北西部って言うから皇帝やら大名の名と共に舶出したんかね?

『カシワの葉は新芽が育つまでは古い葉が落ちない』ってコトなんで、“家系が途切れない”って家督相続が当たり前だった封建的な日本に重宝されたんですな‥。

しかるに‥そろそろカシワの落葉の季節では‥?
って‥若しかしたらビデオで長回ししていれば、バッ!って一斉に落葉する姿が捉えられたり‥
なんて、思ったけど‥

イメージ 1ん?
新芽は既に伸びているけど‥
そうか‥、家督相続をするまでは少し育つ期間が必要なのかね‥?
助役サマ曰く「ブナの新芽の天ぷらって、超美味しらしいよっ!!」
って‥。まぁ、新芽の天ぷらはナンでも美味しいモノだけど‥
今度試してみよう‥

イメージ 2 イメージ 3
無理やり老兵に退いてもらうべく引っ張ったら、かなりイヤイヤしていたけどポロリと取れた‥
こんな和菓子用の葉っぱって、何処で売っているんだろう?って検索したら‥
1番目に引っ掛かったのが‥小林多男商店ってなんと、ボクの通勤路沿いの店で、助役サマは「そーそーあるよ」だって‥。
今度覗きに行って来よう‥

ちなみに、国内では北海道の石狩湾沿いに天然林があるとのコト‥
今度観に行こう‥