牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

島原 中央水路

島原城外郭の西にある武士達のための住宅(武家屋敷)跡。この辺りは鉄砲町ともいい、鉄砲徒士の住居地帯であったことと、昔は隣家との間に塀がなく鉄砲の筒の中を覗くように武家屋敷街が見通せたので、その名がつけられたと言われているらしい。

一屋敷は三畝(90坪)ずつに区切られ、住居は25坪ほどの藁葺き、敷地内には藩命で梅・柿・蜜柑類・枇杷などの果樹を植えさせ、四季の果物は自給していた。この辺りは山口の萩辺りでも見られたな‥

そんな鉄砲町の街路の中央には水路が近くの湧水地から引かれ、生活用水として使われて来たらしい。
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島原城内の駐車場に車を停めて、天守閣下から街を見下ろす‥。有明海から昇る朝日が眩しい‥
トコトコ歩いて武家屋敷跡へ城下町をクネクネ歩く‥
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あった、あった‥誰も居ないぞ‥まぁ、朝早いからな‥ すぅ~っと真っ直ぐ向うが見えない感じ‥
水の綺麗な50mプールに居る様な感じ‥(^-^)

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現在では街路の中央に残るのはこの“下の丁”の通りのみ‥ (延長406.8m幅5.6m)

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普通自動車なら水路の片側を走行出来るらしい‥ 静かな観光地?を味わうなら早朝がいい‥

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所々に交差する道があるのだけど、車が水路に落ちない様にグレーチング蓋がされている部分がある‥
街並み保存と言ってもこの位の改良はしょうがないだろう‥

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“清水”と書いて清らかな水なんだけどホント綺麗‥ 水中から見るとこんなに綺麗‥
長野のウチの前の水路みたいに排水は流れ込んでいない様だ‥

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あんまり水路が長いので、歩いているうちにグングン太陽が昇って来た‥

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塀の向うに見えるのは雲仙普賢岳平成新山‥    武家屋敷も3軒程保存されている。
朝から中を見学していると、当番なのか掃除のヒトが来てテキパキ掃除をしていた。

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3軒たっぷり見学して外の水路通りに出ると、地域のヒトが総出で掃除をしていた。
僕らのトコと同じく地域の尽力なくして綺麗な水路は保たれないだろうな‥
右は隣の通りの水路‥ 通常は生活し易さを考えれば当然この様な側溝となる‥

長崎県の島原に中央水路があるって知ってから、まさか見に行く事が出来るとは思ってなかったけど、やっぱり来て見てよかった‥
やはり、保存されているのが施設でなく街並みであり、水路と言う事でその通りに面する人達だけの保全活動では維持出来ない‥だから意識の高い?街並みが辺りに波及している感じがある‥
まぁ、城下町で代々御上にペコペコして来た子孫が多く住む地域なのだから、トップダウンが容易なのかも知れないけど‥(^-^)