牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

富士山の落石キャンピングカー直撃

イメージ 1
落石はキャンピングカーの天井を突き破り、約10メートル離れた展望広場まで転がった=静岡県富士宮市の富士山富士宮口新5合目で2009年7月14日午前7時1分、山田毅氏撮影』

 

僕も良く仮眠をとった富士宮口の新五合目駐車場で落石により死亡者が出ている‥。
毎度落石事故に過敏な僕だけど、白馬の大雪渓同様に観光のドル箱である富士山でこの時期(山開きから数日後)に死亡者の出る事故とは痛いね‥
道路を管理する行政の対応を注視したい‥。
通常なら安全?が確保されるまで通行止めだろう。長野県いや信州のドル箱上高地でもソウだったのだから‥ね。

 

既得権者の山小屋経営者も窮地だろうな‥
普段陽の目を見ない御殿場口や須走り口なんか受け入れ態勢を整えねばならないね‥

 

68歳で団体職員だなんて定年長いんだね‥。幾らなんでも65歳で御隠居でしょ‥。
風が強いから登山を見送るって冷静な判断が出来るヒトだったのに‥
御冥福をお祈りします‥。

 

まぁ、富士山は落石事故が多い‥
僕が高校生の頃も反対側のスバルライン口で大規模な落石があって、この時は岩雪崩って言ってたかな?大規模な工事が行われていた‥

 

富士山の剣が峰裏から西側に崩壊する“大沢崩れ”は“日本三大崩れ”のひとつで毎日10トン積みの大型ダンプカー28台分に相当する275tほどの崩壊量があると言われている。

 

それにしても近頃の富士山流行りはどうした事だろう‥
登山用品店やバスツアーなどなど、富士山富士山と色々目に付く‥
落石に当たらなくても高山病で命を落とすヒトも稀に居る‥
そんな混んでいる富士山に登らなくても故郷の○○冨士にまずは登ってみるのはドウだろう‥

 

落石 車を直撃、1人死亡…富士山新5合目駐車場
7月14日10時34分配信 毎日新聞
落石はキャンピングカーの天井を突き破り、約10メートル離れた展望広場まで転がった=静岡県富士宮市の富士山富士宮口新5合目で2009年7月14日午前7時1分、山田毅撮影 
 13日午後8時5分ごろ、静岡県富士宮市粟倉の富士山新5合目駐車場に駐車していたキャンピングカーを落石が直撃、車内にいた奈良県三郷町美松ケ丘西1、団体職員、筒井良孝さん(68)が死亡した。他にけが人はなかった。県富士土木事務所は現場周辺を立ち入り禁止にしたうえ、ほかに落石の危険がないか調べている。

 県警富士宮署などによると落下したのは直径約1メートルの岩で、高さ約3メートルの石積みの上に設けてある鉄製フェンスを突き破った。筒井さんの車はフェンスの真下に駐車しており、岩が天井を貫通したうえ、約10メートル転がって止まった。

 筒井さんは1人で登山に訪れたといい、同日午後7時半ごろ家族に「今日は風が強いので登らない」と電話があったという。

 現場は標高約2400メートル地点で、同県側の登山道では最も高所にある駐車場。9合目から山頂までは残雪のため通行規制されていたが、14日午前0時に解除される予定だった。【竹地広憲】

 

【続報】富士山落石死亡事故、関係者の立件見送り
昨年7月、富士山登山道の駐車場で落石が直撃して奈良県の団体職員、筒井良孝さん(68)が死亡した事故で、富士宮署は静岡県富士土木事務所と林野庁森林管理署の関係者の立件を見送ったことが1日、同署への取材で分かった。

 同署は、業務上過失致死の疑いもあるとみて安全管理体制などを調べていたが、対策に過失はなく、事故は想定外だったと判断して捜査を終了した
。
 同署の調べでは、昨年7月13日午後10時15分ごろ、富士山スカイライン富士宮口新5合目駐車場で、直径約1・2メートル、推定重量約3トンの巨石が、7合目付近から新5合目までの標高差約600メートル、約1・4キロを転がり落ちた。

 石は鉄製の柱と鋼製のワイヤでつくられた高さ3メートルの落石防止柵(さく)を突き破り、駐車していた筒井さんのキャンピングカーを直撃した。筒井さんは頭を打って間もなく死亡した。事故当時、現場には数台の車が駐車していたが、キャンピングカーは斜面近くに止まっていた。
                           5月2日7時56分配信 産経新聞

 

2010/5/6のニュースで、九州の高千穂峡の貸しボートへの落石事故で、安全を確保する為に上部の樹木の伐採等のハナシがあったけど、こっちは広過ぎてr手のつけ様がないらしい‥
これから冬季の道路閉鎖が解かれて夏の観光シーズンを迎えるけど、重力ある限り上の石は下に落ちるもの‥
何処までその石を固定できるのだろうか‥

 

【続々報】静岡新聞web 2010/5/13
昨夏の事故後に対策工事が行われている富士山の静岡県側、富士宮5合目駐車場の防護柵工事が遅れているらしい。天候が良くなくて工事が進まないという。
どんな対策工事か興味を持ていたが、高さ4mの堰堤を設けたらしい。強度も昨夏落ちた落石の2.5倍の強度を有するとの発表‥
(大きくなれば重くなってスピードを増すだろうから2.5倍がどの程度有効なのか不明だけど‥)
7月1日には開山?とか言ってバスツアー客を受け入れたりするけど、ドウかな?
落石が飛び跳ねて4mを越える可能性や、細かな落石で砂防ダムの如く4mの堰堤が埋まってしまい、何の苦も無く落石が駐車場に達する‥なんてコトになったり‥
まぁ、現時点では登山禁止以外の最良の方策な様な気がする‥
イメージ 2 イメージ 3
ところで、土木関係者として気になるのは施工中の作業員の安全確保だ‥
ネットでも張っているのかな?
【参考】富士山の落石事故と落石実験と日本テレビ『バンキシャ』報道