牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

“つけ場、簗場” in 千曲川

半過温泉でスッキリした僕らは、近くの“つけ場小屋”で食事をとろうと移動‥

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だけど県道の通行止めで営業をしていない模様‥  “べか舟”って言うのかな?木舟にFRPコーティングした舟。こんな舟が千曲川を行き来していたんだろうな‥
そう言えば新潟から遡上してきた汽船は犀川方面は信州新町や明科まで行ったらしいけど、千曲川は何処まで来たんだろう‥
特に大きな堰堤も無いし‥(なかったし)

それにしても“つけ場小屋”の場末感はなんとも言えない‥
なんて言うのだろう、この日記でも良く出てくるキーワード“つげチック”と言うのか“つげ義春氏”の漫画の世界のようだ‥

長野県で言えば長野市の城山公園での花見をする為の花見小屋みたいなもので仮設の小屋で、当然河川の氾濫で流されることになる‥

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流制ブロックから上流の落石多発地帯を眺める‥。
現在通行止め中の県道‥
通行車両がなくて道路管理者も管理しなければ1~2ヶ月もすれば路上に石が散乱しているような状況になるのだろうか?
夏の白馬の大雪渓みたいな物で、“運が悪けりゃ当たる”って事‥

まぁ、落石のハナシをしたいわけではない‥

“つけ場”とは千曲川犀川のウグイ漁での産卵場のことで、ウグイが卵を生みやすいように川底に砂利を整えてウグイが集団で産卵している時に投網を打つ‥
って事になっている。

昨年の春は安曇野市穂高で河川の工事をやっていたけど、脇でつけ場漁をしていた漁協の人は千曲川の方に売りに行くって言っていた‥
千曲川の春から夏のの風物詩になっており、テレビのローカルニュースで必ず紹介される。

ところがこのウグイ‥僕は好きではない。
特に“アカハラ”と呼ばれる産卵期で色の変わった雄などとても気持ち悪くて食べる気がしない‥

鮭だってベーリング海辺りから帰って来て沿岸に居るうちに定置網で捕獲する。生まれた河川で真水を飲むと“鼻曲がり”といって体型が変化して産卵体型になる‥
そうなると雄の肉は精子にエネルギーが行ってしまって美味しくない‥
メスにしても卵にエネルギーが行ってしまって美味しくない‥
だいいち熱帯魚を食べているようで気味悪い‥

美味しいかって?
スカスカで美味しくない‥と思う‥
でも、“戻りカツオ”より“はしりのカツオ”が好きな人が居る様に?
このスカスカ鮭が好きな人も北海道には居たし‥
虫まで食べて動物性の淡白質を摂取した信州人には集団で採取できるアカハラなんかは恰好の食料源だったのだろう‥。

鮎ならまぁいい‥
ってあんまり鮎って食べた事が無い‥
かなり昔に一度上田市簗場に落ち鮎を食べに来た事があったけど、塩焼きなんかをつまんで帰ろうと思っていた。それも塩焼き一本500円くらいで‥

って思いながら、千曲市かな?あるつけ場に寄ってみた‥ら、既に夕方で片付けに入っていた
「鮎の料理って言ったらお幾らなんですか?」と僕
「ひとり鮎が6本付いて4200円かな?」と店主‥
『!!』塩焼き1本500円って訳には行かない様だ‥
ちなみに6本で“刺身”“天婦羅”“お吸い物”とか色々なコース料理になって居るみたい‥
アカハラのコースは3700円って言っていたけど‥こっちはパス‥

値段を聴いてビックリして心構えがついた‥
今回は見送るとして‥
せっかく来たので店主を質問攻めにしていたら“おとり”の鮎を見せてくれた‥
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なかなかの生きのよさ!
スーパーで売られえいる鮎よりもふた周りは大きい‥
「ホントにスイカの香りがするの?」
「おとりはしないね‥。川石のコケを食べてないと香らないんだよ」
「ふぅ~ん」
僕もかつてはかなり釣りに傾倒したけど鮎釣には手を出さなかったからあまり知らない‥
そうそう、つけ場は殆んどの場合地元の漁協の関係者が経営をしていて、“おとり鮎”なんかも取り扱っている。

まぁ、落ち鮎って言ったらもっと先だから秋にでも来てみよう。
主人に良くして貰ったから“ここ”に来てもいいのだけど、なんかロケーションが『つげチック』と言わないまでも殺風景でよろしくない‥

千曲川つけ場ランキングでもあれば参考にしたかたけど‥、無いみたい
残念‥