牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

晦日の御宝田

イメージ 1夏の台風による増水時に泥水に浸かっていた四阿(あずまや)
この辺は「犀川の白鳥渡来地」って事になっており、御法田(ごほうでん)って珍しい地名で、白鳥やカモさん達に自分で餌を獲る能力を失わさせようと「白鳥の会」だったかな?そんな団体が、気まぐれで餌を与えている。
この時期北方から白鳥がV(ブイの字)を描いて、川沿いに飛来してくる。
仕事してると「クワァッ!クワァッ!」って頭上を飛来してくる。

昼間は白鳥さんは稲刈り後の田んぼ等に落穂拾いに出掛けている。らしい。
残っているのは「オナガガモ」達。
人間様が自己満足で餌をくれるのを、尾を長くして待っている。

イメージ 2連中は自分達オナガガモの将来を考えず、ただ餌を与える事で自分の欲求を満たす人間様を見極める能力に長けており、寝ている振りをしながら待っている。
そんな輩(やから)を察知すると、途端に集合を掛ける。

なんで、彼らの将来を案じる僕なんかには見向きもしない。
明科町、旧豊科町(共に今は安曇野市)は役所ぐるみで税金を使って、彼らにいつまで続くのか餌を与え続けている。
今後、22世紀から更に餌を撒き続けるのだろうか?
それより、小動物から昆虫等々が住める様に冬の間の田を水を張るなりの指導をして貰いたいもの‥

イメージ 3「可哀想に‥」って僕が哀れむと、
自己中な餌を撒く人間様は「可愛いぃ~」って、野生を失いつつある野鳥を集めて喜んでいる。

長野県民にオリンピックって餌を撒いて、銀行に金を借りさせて設備投資をさせておいて、太らせておいて、餌を与えられ続けられずにバタバタ消滅していく建設業の行く末を見ている様で悲しい‥

イメージ 4堤防の反対側には「わさび田」が広がる。
伏流水を利用して栽培されている。
非常に透明度が高く水路にはバイカモなんかが揺らいで美しく見えるが、昭和30年頃からなんでも埋めてしまう風潮から、今では地下水に何が含まれているか判った物ではない。

山葵と言えば、伊豆半島静岡市葵区なんかが有名だけど、信州ではこの辺りが有名。
観光バスが観光わさび田に沢山来る。

イメージ 5もう一つ伏流水利用の産業に“ニジマス”がある。
これまた静岡の富士山の伏流水を利用する地区の方が有名(昔は合衆国に輸出していた)だけど、信州ではこの辺りが有名らしい。

どうせカモに餌をあげるなら計画的にそのまま“人間様が食べる”とかすればいいのに‥
白鳥の会?は何の目的があって餌くれを続けているのだろう?
まさか、可愛いからなんていう事は無いだろうな。