牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

『蒸の湯』地滑り跡散策

大沼の散策路が殆ど熊出没の為に立入禁止で断念したので、そのまま帰るのもなんなので蒸の湯に寄る
寄っても風呂に入る訳でもなく、地滑り地帯を視察ってトコ‥

昭和48年に大規模な土砂崩れにて施設のうち湯治用のオンドル小屋が流され、今は本館のみで営業をしている。前にも書いたけど、つげ義春先生の作品に当時の湯治小屋の風情が現されている‥
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正面が地滑りのあった斜面です。既に40年近く経過しているけどそれ程草木も生えてないね‥
豪雪地帯で雪崩れたりして草も生えないのかな?

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今では本館以外の風呂は露天風呂が男女別と混浴が一つってコト‥ 混浴にはオトコどもがこちらをじっと見ている。獲物を見つめるライオン家族の様に、こっちの動きを目の玉だけ動かして‥

イメージ 14つげ義春氏のペン画による蒸の湯の情景‥
残雪期の訪問と思われる。
辺りのまだまだ寒い頃のオンドル小屋はまたまたいいだろう‥
当時はアスピーテライン(S51年開通)もなくバスを乗り次いで後は徒歩だったと言う。

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地滑り跡には岩盤浴?用のテントが二つ‥ もはや土砂崩れで流されたの危険地帯にかつての湯治小屋を再建する建築許可が下りないのだろうか?建てられて仮設のテントのみ‥ってコト?

昭和48年の当時の資料を探した
イメージ 8図版Ⅰ地すべり前後の蒸の湯
1.地滑り崩壊の起る以前の蒸の湯の状況で,揚治小屋があった。

イメージ 9第3図 西側より遠望した地すべり地の地形を示す
A…主要崩壊地
B・‥亀裂の多い斜面
C‥・金勢大明神の神詞のある所
D‥・雪どけ水が流れ落ちている崩落した崖

イメージ 10蒸の湯の地すべり地の平面図
(花輪営林署の1/1000湯ノ沢治山工事平面図に基づき,筆者が棄約して加筆したもの)
斜線の建物が残存したもの
1・▲蒸の湯ホテル
2・・食堂と売店
3‥湯治小屋
4‥湯治小屋を含む16戸は仝部倒壊
【参照資料】 昭和48年の雪どけ時に八幡平の蒸の湯で生じた地すべりと,この亀裂によって二つに裂けたアオモリトドマツの幹割れについて

【概念図】
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現在の蒸の湯の本館?の中に入って物色‥
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『ふけの湯神社』には特大から等身大までの様々な男根コケシが祀られているし

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オンドル空間はないみたいだけど、沢山の宿泊客がお泊りの様子‥

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地滑り以前の写真があった。 沢山の湯治小屋が並んでいた様だ。

我が定宿の大深温泉は大丈夫だろうか‥