桜海老『井筒屋』由比町

　静岡市街から長野県に戻るのにはさすがに富士川沿いのR52号の選択になる‥
カーナビに選択させると、ボクの考えにはなかった御殿場～東富士道路～富士宮～大月～中央道とか、富士IC～西富士道路～富士宮～R139号～朝霧高原～旧上九一色村～R356号～甲府南IC～中央道なんて選択してくる‥
　う～ん‥それにしても腹も減ったので、五月連休と言えば“桜海老”なんで由比町までR１号を走る。桜海老は、駿河湾の深海に分布するさくら色のエビで、由比港漁港と大井川港漁港の２漁協のみが漁業権を有する。海の世界の縄張りはなかなか厳しいらしく１００隻ほどの漁船にしか採取免許が発行されていない‥。らしい‥
　ちなみにスーパーで見かける“干しエビ”の桜海老の裏の表示を見ると、ほとんどが『台湾産』で、おおいに“？”だけど、台湾東方沖にも生息するらしく『發光櫻蝦』の名で呼ばれるとのコト‥

　まぁ能書きはソコソコに‥
はじめて５月連休に南アルプス南部に釣りに行った20年程前には由比町のR１号沿いには大きな『桜海老』の看板が並んでいたような気がするが、今はそれ程やかましい看板は少ない様だ‥
鮮魚屋で生(冷凍)桜海老と釜揚げ桜海老と店先の夏ミカンを購入‥
街中の河川沿いの駐車場に車を停めて‥

前回由比港界隈に桜海老を賞味に来た時にはたしか『玉鉾』って店に行ったので、今度はもっと列の長かった『井筒屋』に並んでみる‥。ボクらの前に並んでいるヒトは10人位‥この位ならいいかな？って並んでみたら店の中の客もボクの前の客もモタモタ食べているのか全く減らない‥いつしか陽も陰り肌寒くなって来て‥助役サマは普段行列が大嫌いなボクが次第にイライラして来るのでは‥ってヒヤヒヤしていたそうな‥
(写真は店を出た時に撮影‥もう誰も並んでいない‥)

頭に来たのはボクらが並んでからは全く列が伸びず、あと１時間ほど何処かで遊んでいても十分間に合った‥
　
覚悟はしていたが、かなりの高額なレパートリー‥定食モノはかき揚げ２枚付でほとんどの爺婆は一枚残して包んで貰っていた‥こんなコトなら、一人が定食を頼んでご飯だけお代わりして貰って２人で食べたっていいはず‥　だもんで一番安い(けど高い)かき揚げ丼をペロリ‥

う～ん‥閉店間際になると油もかなりくたびれて来たかな‥　まぁ、美味しかったな‥
並ばないで食べれたらもっと良かった‥

【参考記事】　桜海老2006