牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

千曲川沈道中‥

ココのトコ週休2日を維持‥。なんで、平日は忙しいけど‥週末は助役サマと満喫‥?

 

ここ数年たまに埋めている千曲川紀行‥。そろそろ水も温んだし、鮎釣りが解禁される前にって助役サマにに提案して認可!金曜の晩に帰宅したらサンドイッチが作ってあって‥ほっと安心‥
毎週毎週遠征?しているので「たまには家でダラダラ過ごしたいっ!」って抗議もチラホラ‥(^ω^)

 

平日はなかなか起きない僕も、休日はかなり早起きっ!せっせと支度‥
だけど、助役サマは普段と同じ時間にノコノコ‥。去年の上陸予定地の屋島橋近くのグランド脇に助役サマ号を駐車し、千曲川を眺めながら右岸堤防上を上流へ‥
堤外(土手の川側)では名産の長芋の植付けの作業が本番に‥ウチも明日は畑で枝豆でも植えなきゃ‥
って天気予報では明日は暴風雨‥

 

去年は逆風で一進一退して断念した戸倉上山田温泉の河川敷の広場で組み立てる。
昨年お世話になった“つけ場小屋”の横‥既に来客があり忙しそう‥
って、既に10時過ぎでイライラしながら組み立てる‥
双眼鏡にさっき淹れた珈琲を詰めたサーモスの保温ポット2本、車に置き去りにしてはイケナイかなって艇の上でGPS見れれば楽しいかなって車のナビを外してジプロックに入れて艇の中のカゴに‥
あと、携帯ラジオ。
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チョッと曇りがちで、「清々しくないね‥」って言いながら大正橋をくぐる‥

 

どんぶら、どんぶら快調‥左岸の柳が川面に張り出していて‥そっちに行ってはイケナイって思って居たけど吸い込まれて、枝を避けようと二人して身体を右に寄せたら‥簡単に転覆‥。
イメージ 3ちょうど左写真の助役の前方‥写真を撮っていたのがイケナかった‥?
ドブンと投げ出されて、艇の下流側に‥艇が流れに横向きでどんどん押し流される‥
脚は川底に着くのだけど、ツルツルで踏ん張れない、し、コノ水流では艇に押しつぶされそうだ‥
助役サマも僕の名を必死に呼んでいる‥「舟の端を持って!」って僕は反対側の端に‥
何とか右岸に寄って上陸‥積荷は縛ってあったサンダルと、僕の後ろに押し込んであったザック以外は流れて(沈んで)しまった‥



イメージ 4とりあえず艇を逆さにして水を排出‥助役サマも言われたとおりに動いてくれた。
すぐ乗船して流れた荷を追う‥
小型のクーラーボックスは近くの“簗”に引っ掛かっていた。ジプロックに入った携帯ラジオも浮んでいた‥けど、さすがに小型ナビは‥サヨナラだ‥
トホホ‥
双眼鏡、サーモス2本、ナビゲーションの入っていたカゴは浮いていたけど‥
あ~あ‥
水がぬるくて良かった‥助役サマも後ろ向きで文句を言っているけど、せっせと僕の指示で漕いでいる‥

 

左岸右岸の釣り人を避けながら流下‥。簗場のオッサン達もナニをやっているのか軽トラで集まっている。チラホラ若者がルアーを投げている。
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水の透明度はこんな感じ‥ それでも長野道の高架橋を目標の時間までに到達‥
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通過する新幹線を一緒に画面に入れたかったけど、なかなか来ない。 こっちは旧信越線の信濃鉄道鉄橋

 

人目もないので上陸して一休み。晴間も見えて来たので、ずぶ濡れの荷を点検‥
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ことごとくスブ濡れ‥。財布や携帯電話はザックの中でとりあえず無事‥?
助役サマ特性サンドイッチは‥“ジューシィサンド千曲川風”にVer.Up!涙‥
コンビニの惣菜パンは、流石に密閉されている為無傷。オニギリは買ってないけど駄目だったろうな‥

 

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助役サマは河原の温まった石で採暖‥遠赤外線で身体を温める。乾き次第再出発!
助役サマは土曜日の夕方からは習い事がある‥。まったく‥

 

ナビナビナビ‥。連れて来なければ良かった‥くよくよ‥。
携帯ラジオは既に20年は使っていたし、そろそろ替えようと思っていたし、せめて流失しない様厚手のジプロックに入れてザックに入れておけば‥ くよくよ‥
乗船して5分もしないで沈して‥。そもそもこの艇で沈するのは初めてだった‥
沈なんてしないって自信?確信?があったので荷の梱包がかなりゾンザイだった‥かな?
いや、防水はもっと充分過ぎるほどしなくてはイケナイし、荷の流出を防ぐ手はずも足りなかった‥
くよくよ‥

 

だいいち、ナビ様がおられないと‥知らない街の運転に支障が‥って言うか、助役サマが地図を凝視して適切なナビゲートをしなくてはならない。そんなコトが出来るだろうか‥
「ナビを買わなきゃねぇ~」と助役サマ‥。「それともクルマ新しくしちゃう?」
「ん?まさかっ!今度はバックモニター付きかな?」
しかし、沈の代償は大きい‥。サーモスのお気に入りの水筒2つも‥くよくよ‥
まぁ、助役サマも無事で良かった‥ 千曲川に投げ出されて揉みくちゃになっても拗ねてないし‥
「やっぱり1年振りで勘が鈍ってタンかな?」
「KYが出来てないっ!」
子供が居たら真ん中に乗せたいなんてとんでもないハナシだった‥

 

そんなさなかに、小さなコガモを従えた親ガモの隊列が川を横断していたので急いで接近するっ!
程なく接近する我艇に気が付いて引き返す‥
コッチせっせと漕ぐ漕ぐ‥
って逃げられてしまう。チョッと横を併走したかったのに‥

 

また、岸をぼんやり見ているとスゥゥゥ~っと尻尾の長い獣が藪から藪へ移動するのが見えた。
「キツネだっ!」「どこどこぉ?」「ほらっ!」
彼女はかなり至近距離まで僕らをジッと見ていたけど、スゥって身を翻してしまった‥。

 

数年前に初めて千曲川下りをした時にも河岸の崖の孔にキツネの家族を見た事があることを思い出した。
そう言えば自宅の近くにも彼女等はたまに現れる。

 

ブツブツ流下しながら考えていると‥
ココからが毎朝通勤で土手道を走っている区間

 

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新しい赤坂橋と、最近取り外された旧赤坂橋‥ これで3代目の赤坂橋‥立派な橋なんだけど、
この橋梁へのアクセスが今ひとつ‥まだまだ畦道に毛の生えた様な道しかない‥
今後そんな都市計画は実施出来るのだろうか‥かな?

 

松代大橋、更埴橋って過ぎてそろそろゴールって言う時に、チョッとした大石が数個あって‥
あっと言う間に避け切れなくて‥乗り上げ転覆‥
まさかもう沈しないと思っていたのでザックが留めていないかったら、ドンブラ、ドンブラ遠くに行っている‥助役サマも心得て艇の端部に移動したけど、なにせさっきより流量が多いし川幅が全然広い‥
まずは着岸して艇の排水をしなきゃ!ドンブラドンブラ‥ どんどん流される‥
沈したトコは脚がついたけど、そのうち脚が届かなくなり、泳いで左岸に向う‥
「足が着かないヨォ~!」助役サマが悲鳴を上げているっ!上手く流れながら着岸‥
下流を見ると、ザックとクーラーボックスが流れて行く‥
再度乗船して急いで追いかける。
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すぐ追いついたけど、クーラーボックスはテトラに絡んで危ない危ない‥
次にザック‥コレは結構簡単に‥たっぷり水を吸って重い重い‥

 

再度沈して流石に助役サマから小言を頂く‥
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落合橋をくぐれば、まもなく左岸から犀川が合流する。
犀川の水は千曲川より透明度が高い様だ。
流量が増え、流速が増し、水が少々冷たくなる‥。当然、艇のスピードもアップ。一気にゴールに‥

 

迫る対岸、流れる景色に助役サマは怯えた‥。「チャンと着岸できるのぉ?」
ソウソウ、この辺りだよ前にウナギのワナを仕掛けたのは‥
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それでもなんとか屋島橋右岸の河川敷のグランド付近の護岸に着岸
艇を引き上げ、助役サマのクルマに‥。沈する予定でなかったので着替えも無くトホホ‥
せっかく乾いていたのに‥ とほほ‥

 

イメージ 21それにしても助役サマ御免なさい‥
僕の舵捌きに頼ってこんな事に‥
ソレなのに今回はエボらずに最後まで同行してくれて‥
(まぁ、逃げようがなかったけど‥)
(歩いて帰れた距離だけど‥ね)
コレに懲りず、今年もカヌーに乗っておくれっ!
【参考記事】 09'千曲川紀行 鰻漁07' 鰻漁07'2

 

左図の星印は沈箇所!