牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

善光寺街道『青柳宿』

4月19日 先週の日曜日なんだけど、かねてから行こう行こうと言っていた通称『桜尾根』に向かおうと旧職場のある安曇野方面へ車を向ける‥
R19を犀川沿いにただ走っても見飽きた景色でつまらんと、姥捨から山を越えてみる。
千曲市よりの長野市在ならその方が比較的近そうにも感じる‥けど、それなりに山道になる。
善光寺街道の稲荷山から山道に入り、姥捨の田植えはまだまだだけど今年は早起きして『田毎の月』を撮影しようなんてハナシながら聖を越えて麻績から筑北村へ‥トイレに寄りたいと道の駅に小休止

ん!確か“つげ義春”氏の著作で見た“青柳宿”はこのあたりのはずだ‥と思い道の駅の看板を眺める‥
運のいい事にすぐ近くだ‥。せっかくだから寄ってみる。

イメージ 1 イメージ 2
R403の六工(ろっく)交差点を曲がりまずは道標を発見! 篠ノ井線坂北駅の駐車場に車を停めてテクテク歩く。坂北駅はホームから北アルプスの山並が見渡せなかなかの場所‥

イメージ 3 イメージ 4
駅の留守番のヒトにオリジナル絵地図を戴き、頼りに青柳宿に向かう。 既に宿場町に入っているのかな‥
家屋の玄関には表札の他に屋号が掲げてある。木曽方面の中仙道の宿で見掛けたことはあるけど、表札よりひと回り大きなモノでかなり御立派!
イメージ 5 イメージ 6
家屋の殆どは現代風のモノに建替えられてしまっているが、石垣には当時の面影が残っているようで、この石垣の内部を生活用水の水路が流れる“暗渠水路”がこの青柳宿の特長だそうです。

イメージ 7 イメージ 8
駅方向を振り返ると白い山々が眩しい‥              脇道はこれまた狭細路で素敵です。
イメージ 9 イメージ 10
さらに昇って行くと、本陣があります。              特に見学が出来る訳でもないみたい

イメージ 11 イメージ 12
鉤手に折れると横町になっておりこれまた風情があります。なんだかあまりヒトの気配を感じない宿場です。

イメージ 13 イメージ 14
善光寺街道は別名北国脇往還とか北国西街道とか言われているらしい。そんな街道の名所がここ‥
イメージ 15
切通し”という。各地でもこんな場所は同様な名前で呼ばれている。当時の鑿痕がいまだに残っている
イメージ 16
周りを見渡したところ、特にここを削らなくても他の迂回路は無かったものか‥とも思うのだけど‥

イメージ 18
切通しから見た青柳宿全景‥
左から右に2回鉤手に曲がり遠方を右下に下りてゆく‥

イメージ 17帰り道は脇往還のさらに脇道を戻りました。
これまたひっそりとして趣のある田園風景です。
後ろに聳える山が青柳城址の城山です。
かなり景色がいいらしいけど、今回はパス‥

数年前に助役と自転車で白馬~糸魚川間の塩の道を3ルート走破したけど、今度は善光寺街道でも走破してみよう‥
ダイエットを兼ねて‥^^

【追記】稲荷様を祀る社が多い為、狐サマの嫌う犬は青柳宿には居ないそうな‥飼ってはイケナイのかも‥
【参考資料】青柳宿(つげ義春氏撮影)