ネガイゴト ハ カナウ

まいど「夏休み子供科学電話相談」の話題です。
子供さんが電話して来て、疑問を投げかけるのだけれども、解答者の先生方が子供さんの聴きたい事を汲み取れなかったり、上手く誤魔化してしまったり、子供さんが全然理解していない風なのに次の質問に移ってしまったり。
と、色々製作側も大変だ。

その中で心に残る名コメントが在った。
子供、「流れ星に願い事をすると、かなうのって本当ですか？」
先生、「本当です。」

ん！「子供科学電話相談」なのに、本当だなんて、どんなコメントが続くのか手に汗を握った。

先生、「流れ星の流れる短い間に、願い事を唱えられるなんて、いつも願い事を願っているからでしょう。そんな願いを強く持てば、願いは必ずかないます。」

教科書通りの教育課程に則った教育しかしない先生が多い中で、こんな話が出来る先生が居るなんて。
23年この番組が続いている理由が良く判った。

この番組を楽しみにしているのは、お題目通りの子供たちばかりではない。
青年層から老人まで多くの人が、楽しいコメントを寄せてくれる。
そして、（後で親御さんが操っているにしろ）子供達のなまの疑問の声を聴いて、「自分では何て教えるだろう」ってそれぞれの答えを作り出したいると思う。

まだ若いこの天文の先生のコメントは、教えるとは何か教育とはなんなのか、を考え直させる感じがした。