【回想】退院後の初通院

松本の駅からよたよた歩く。
風が冷たい。

病院の窓から見えた「ＦＭ長野」の看板を目印に歩く。
信号が変わらないうちに渡らなくてはイケナイ。
見かけは普通の健常者なんだけど、ヨタヨタしか歩けない。

大きな病院の割にはアクセス道路が細い。
歩道も無いのでビクビクしながら病院着。
助役は夜な夜な往復してくれたかと想うと、目頭が熱くなる。

２週間ぶりの病院。
同じ所に同じ人が立って働いている。
まずは耳鼻科、耳の中を小型カメラで撮影。
鼓膜外側にあった瘡蓋は、粘着耳掻きで自分で取っていたので綺麗になっている。
内側に残っている瘡蓋はそのうち吸収されるとの事。これがなくならないと聞こえが悪い(*/ω＼*)

次はリハビリ科、近況を聞かれ記憶テストをする。
「本当に障害がこれと言ってなくて良かった‥」
先生に何度も言われる。そうなんだろうなぁ～

次は外科、胸部のレントゲンを撮って手術着のままの先生と話をする。
次は１ヶ月後に診察するとの事。
骨は自然治癒を待つしかない。

労災なんで支払いも無く、松本の登山用品店で近況をしみじみ語り、パルコ地下の本屋に向かっていたら、今噂の「東横イン」があったので写真を撮る。
助役の仕事の終わる時間に合わせるように、再び特急に乗って帰る。
夜だけ来てくれていた助役に感謝。感謝。大変だったなぁ～。

一日中歩いていたのでさすがに腰がズキーンと痛くなる。