牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

事故目撃救助?

それは昨夜の18時半頃、出掛けようと助役と車に乗り込んだ。
ん?家の前の雪の上に自転車が横倒しで放置されている‥。

昨日も別のところに自転車が停めてあるのを目撃して、『この季節に自転車とは変だな』
って思いながら、車を出て起こした。パンクしている‥。
やだな、こんな所に乗り捨てたか‥。

って、後ろでドシャァァン!って音がした。
40m程離れた国道148号は、舗装と橋梁の継接ぎで大型トレーラーの荷台がドドォォォン!って音をたてることは良くあることなので、「なんか変な音だな?」って振り返ったら、車が横倒しになるその瞬間だった。
グシャ!ボディとガラスの潰れる音がした。

「大変!車が横倒しだよ!」って助役に声を掛ける。
「ええっ~」と助役も降りてくる。
後続車は何も無かった様に、素通りしていく‥。
道を塞がない限り、国道みたいに交通量の多い道ではこんな時後続車は停まったりしない。
助役は「行かなきゃかなぁ」って言いながら既に小走りに近寄って行った。
「気をつけて!近寄らないようにネ!」って声を掛けながら車のエンジンを止めて長靴を履き、手袋をして施錠して、助役を追った。
「だぁいじょぉぶぅですかぁ~!」って助役が呼びかけている。
動きはない‥。まさか‥

イメージ 1助役は中の声を聞いたらしく、「大丈夫だって!声がした!」
良かった。で、後方からパチリ。
スキー帰りだろう、かなり型の古いスキーを積んでいる。同世代か?
車は国道の広くなっている待避所の縁石を越え、路肩の岩に乗り上げひっくり返っている。



とりあえず、国道に通行に支障はない。
ガラスもそれほど飛散していない。
「救急車呼びますか?」と外に早く出て来たヒトに声を掛ける。
助手席の窓から次々と男のヒトが出て来た。全部で5人だ。
特に異常はなさそうだ。
「怪我は無いですか?」と聞く。
「はい、大丈夫です。」と運転手らしいヒト。

事故後はパニック状態なので、ひどい外傷を負っていてもソレに気が付かない事が多い。
ので、5人の男の動きをチェックする。大丈夫そう‥
運転手が「警察に連絡して下さい」って言うので、110番通報した。僕も初めてだ。
あれこれ説明して、運転手らしいヒトに代わる。
中の一人がタバコを吸い始めた。
「チョッと、燃料が漏れてると引火するから遠くで吸った方がいいよ。」
って優しく教えてあげる。
近くの派出所からパトカーが来るらしい。

どうして、こんな事になったのか轍から推測したが、居眠りかなんかだろう‥。
まだ、スキー場を出発したばかりなのに居眠りとは早過ぎるけど‥。
たぶん車は起こせば走れるかも知れない。ただ、窓が無くては寒いし、正確には車両整備不良かなんかで御用になるかも知れないけど‥。どちらにしても練馬ナンバーならあっちで修理だろう‥。
窓ガラスにパネルの板金で50万くらいかなぁ~って試算した。あと、レッカー代だ。
みんなでヨイショ!ってやれば起き上がるだろうけど、雪と岩があって出て来れないだろう。
地元のJAFや修理屋等々教えてあげてもいいけど、保険加入者の提携工場があるかもしれないから運転者(どうも運転者と車両名義人は違うみたいだけど)の保険屋との連絡が終わるのを待っていた。
「みんなで起こしてみる?」って提案したけどみんな頭を振った‥。

対向車線の待避所に乗用車が停まって男のヒト二人が近寄って来た。
「野次馬か?」って思って待っていたら
「何か手伝う事は無いですか?」って声を掛けられた。(野次馬って思った自分が恥ずかしい‥)
「特に怪我人もいないので、パトカー待ちです。有難う御座います」
って僕が言う事でないので、誰かが言うのを待っていた。
日本の若者も捨てたものではない‥
まぁ、この間、素通りした車は数知れないが‥
いかにも“イマドキ”風の若者だった。

僕らも急いでいたので、冷たいようだけど遠から近づいてくる赤灯が見えたので立ち去った。
車に乗ってエンジンをかけたら、外で突っ立っていて身体が冷え切っていた事に気が付いた。
無事始末がついただろうか?5人はどうやって帰京しただろうか?

「人命救助したら勲章貰えたかな?」
「公務員なら勲章貰えるけど、民間人は感謝状かなんかかな‥」
今回は、僕らのお節介の事を書きたかったのではなくて、途中で御用聞きに来た若者二人の事を書きたかったけど、毎度話がぶれてしまった‥。
楽しいスキー旅行も“注意一秒怪我一生”だ。金で片のつく事態で良かった。と思う。
今迄、事故の瞬間は沢山見てきたけど車を停めて救助に向かった事はあっただろうか?
ときわ台駅の話もあるし、「もし自分なら‥」考えてしまった。
やっぱり写真撮ってるし‥^^