例年最初のひと月で脱落するNHKの大河ドラマだけど、今年はまだ見ている。大河でも朝ドラでも良くあるもので、最初は御当地への配慮とかでロケ映像を多用するけど、その後はスッカリスタジオ収録となるモノ‥。果たしてどうなるのか?
先週は日曜日の日中に除草やら収穫物の処理とか夕飯の用意とかあって、ドラマに目を向けることも出来ず、音だけ聴きながらハナシの流れだけは遅れを取らぬようにって感じ‥。すると、少し感じは違うけどいわゆる‟武州ことば”なる埼玉弁で主人公が呟くシーンがあり、蕗の茎の皮剥きをしていた手を止めた‥。


二人が一橋邸に戻って来て‥ あれれ‥お戻りでしたか‥


いやはや‥ これは‥


かくかくしかじか‥ ええっ!!


立ち尽くして「うそばいっ‥」 へたり込んで「うそばぃ‥」
こんな感じなんだけど、「うそばい」と言っている様な‥「嘘だろ‥」ではない‥。本来はと言うかボクの知っている限りこんなシリアスに呟き呻くような感じではなく、あくまでも「ナニ言ってんのっ?うっそばぁ~いっ!!」って言いながら相手をペチッっと叩くというかボディタッチするような軽い感じで言う助詞な訳だけど‥。方言であるコトは知っていたし、と言っても高校生になって他地区からの流入者や学友から指摘されて気が付いたんだけど‥。今回の大河の言語指導は上州産のヒトらしいから‥どんなだろ‥
小学校と中学校はどちらかと言うと新興住宅地の住民の学区だったからネイティブ武州ことばにあまり触れあえなかったし、村長(あだ名)の両親は県東部の出身者だったから言葉が違ったんだよね‥
地元の高校に行ってネイティブ原理主義者夫婦の御子息達と触れあう間にいろいろ聴くようになって自然と使う様になって来たよネ‥
県南から東上線の下り電車に乗って通学する(ある意味毎日都落ち‥)連中はかなり馬鹿にしたような態度をとっていたけどね‥ 知らんけど‥
「はぁ~けぇんべぇ~かっ?(さあ帰ろう)」って誰も言わないよね‥
「~だに」もあまり使わなかったし‥かえって長野県の東信から南信の連中の方が使っているよね‥助役サマの御母堂さまとか‥
地元の女子高生達が通学路で「ウッソばぁ~いっ!!」って言い合ってセブンで買った菓子とか食べながら歩いているのを見ると、田舎者まる出しで微笑ましいよね‥