牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

道後温泉本館

以前の旅は源泉湧出地をまずマッピングしてからソレを繋ぐ様にルート設定をしていたのに‥
いつの間にか『見る・食べる・遊ぶ』のJTBの情報誌の様な旅になってしまった‥ ここ道後温泉本館も源泉湧出地らしけど、すっかり押しも押されぬ観光地‥ 数年前に閉館間際に来た時には夜にも拘らず長蛇の列で嫌気がさして素通りしてしまったけど‥

イメージ 1今回は開館前から並んでやろうと企んでいたら助役サマが朝からモタモタして開館30分前に到着‥
明治27年に建築された三層楼の建物の周りには、既に長蛇の列‥トホホ‥
早朝5時半から係りの人が現れて整列させている‥。
係りのヒトに入浴プランの説明を受ける‥。
さあて、どのコースにするか?

イメージ 22次の予定も押しているし‥
サッサと“神の湯”かな?って助役サマに協議したら、折角だから“霊(たま)の湯”でゆっくり寛ぎたいっ!と言う‥
むむっ!
早朝から寛ぎたいとはっ‥!

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なにやら前売り券?があれば最前列に案内されているし‥。下駄箱がいっぱいになると打ち止めです。
でも打ち止めギリギリで何とか入れました。
結局、“神の湯”が満席で“霊の湯”の下駄箱が「アト二人っ!」って言われて必然的に助役サマ希望の寛ぎの“霊の湯”に‥

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案内の女性達に急かされて、まずは休憩室に‥ココで“霊の湯”2階席は『貸浴衣、お茶、せんべい、貸タオル』の接待が受けられます。縁側から通りを見下ろすと、まだまだ列が‥
第一回目の人々の入浴が終るには‥ん~1時間弱は待たされちゃうしね‥

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助役サマも憧れ?の道後温泉本館の広間で御機嫌です。女性は別室の更衣室で浴衣に着替えて、入浴に向かいます‥。男性は‥みんな如何していたかな?ボクは人が少なくなったのを見計らって浴衣を羽織ってサラリっ変身っ!それから入浴場に向かいます。
ちなみに貴重品は入口で預け、ココには係りの女性がそこいらじゅうに居ますが、実質無法地帯‥う~ん

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まずは“神の湯”のヒトが入れない“霊の湯”です。迷路の様な本館内は案内のヒトが連れて行ってくれます。下駄箱入場制のためそれほど混んでいません。撮影禁止なのでココまでです‥

イメージ 9お知らせ
道後温泉本館・椿の湯では、毎日の換水及び清掃等の徹底により、これまで、レジオネラ症等による事故は一度も発生していません。しかしながら、愛媛県条例「公衆浴場設置等の基準等に関する条例」(平成15年10月1日施行)を受け、入浴客の安心・安全を最優先に、塩素系薬剤による消毒を行っています。今後、塩素以外で、より適切な方法があれば、検討いたしますが、まずは、入浴客の安心・安全を第一に運営してまいります。なお、(財)中央温泉研究所の分析では、塩素系薬剤投入による泉質・効能にほとんど変化はない、との結果をいただいています。平成16年3月6日 道後温泉事務所

ソウ言えば、温泉でのジオネジラ菌が問題になった頃に開湯3000年って言う最古の温泉なのにも拘わらず塩素による消毒を敢行する事への是非が結構話題になっていたよね‥
温泉所有者が松山市(道後温泉事務所)であり、地元の道後商店街振興組合に年間『接客や清掃、また夜間の巡回等椿の湯を運営するために必要な業務を委託』していると言う公営の公衆浴場のため、お役所仕事として塩素投入が避けられなかった‥ってコトなんだろう‥
コレが個人所有の温泉だったら、こんな混ざりモノのない源泉が味わえただろうにね‥(;-_-) =3
 そんなコトを考えながらも、周りは知らない観光客ばかりで長湯をする訳でもなく‥
入れ替わり立ち代り入浴客が行ったり来たり‥コレが夜になれば塩素泉がヒトの汗で塩っ辛くなっちゃうんだろうな‥ゲロゲロ‥

“霊の湯”から上がったら一度休憩所に戻ってお茶を頂き、周りの浴衣美人を観賞して目の保養‥
助役サマも一向に戻って来ないので、今度は“神の湯”へ‥こっちは更に芋を洗う様な賑やかさ‥
既にお湯が塩っ辛くなって来ている様で居たたまれず、脱衣所で水虫を伝染されるのも嫌なので足の指を丸めて歩行‥温泉が好きな割りには結構神経質で本当のリラックスが出来ない損な性格です‥

さて、ジャブジャブハシゴ湯して休憩室に戻ると湯上り浴衣美人に変身した助役サマが上気してしなりと休憩室でお寛ぎになっていた。「ドウだった?‥ふんふん‥ ところで、知ってた‥?」
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「この休憩室のお茶は茶瓶を炭で沸かして淹れているんだよっ!」「ほんとだぁ~」って‥
お煎餅も戴き休憩室を満喫‥。周りのお客も記念写真を撮ったり楽しんでいる様だ‥。

そのうち休憩室の面々も第二陣に代わりつつあるので着替えて退室する事に‥
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戦後まもなくの昭和25年に昭和裕仁天皇が御入浴になった浴室と雪隠や先生だったまだ有名でない夏目漱石やらが寛いだ3階の部屋なんかが観光コースになっており、案内のヒトとともに見学する‥

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僕んちの階段と同じくらい急傾斜の階段を下りて行くと“神の湯”のみの出入口となっており、これまたごった返していた‥。この有様を見てチョッとした差額で休憩室のある入浴コースにして良かったと助役サマも更に満足した様子‥

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本館の周りではこんな連休中では入浴待ちの列は閉館まで続くと言う‥。ちなみに雨降りの平日には貸切の湯船が満喫出来るほどだという。
近所のホテルから来るヒトはホテルの浴衣を着てやって来ます‥

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遠く瀬戸内海でも見えれば気持ちいいだろうに、3階の個室休憩室から見えるのは松山市の道後の繁華街
助役サマは「ハラが減ったっ!松山寿司って言うのが有名なんだっ!まだ開店してないのかっ!」
って食欲を露にさせている‥

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もう一回来るかと言えば‥来ないだろうけど、ハナシの種ですな‥

イメージ 21なかなか立派な施設でした。
源泉の真上に建築されてまだ枯れないとは‥
それにしても周りのホテルに送湯してたら源泉の量は足りなくなるよね‥
 
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イメージ 23道後温泉本館から西にチョッと歩くと道後温泉椿の湯がある。
こっちには入浴しなかったけど、地元のヒトはこっちに入浴するらしい。
値段もコッチの方が360円とかなり安い‥