牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

防災メモリアル 地附山公園

天皇誕生日』が『みどりの日』になり去年から『昭和の日』になった‥。
1年は365日で、毎日が誰かの誕生日に当たる。同時に誰かの命日にもなる。当たり前のこと‥

助役邸に来て青い空と葉桜を見上げていたら目前に地附山の地すべり地形が目に留まった‥
こんな天気のいい日にはアソコから善光寺平見下ろしたら気持ち良かろう‥。って出掛ける‥。

渋滞の名所“上松五差路”からグングン上って‥地附山公園へ‥
最後の上りは最大斜度18%と普通の車道では考えられない程の傾斜!スキー場なら中級者斜面?
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【エントランスから崩壊地を見上げる】
昭和60年7月26日夕方に発生した地滑り跡地を利用して整備した公園で、平成13年から整備をはじめ16年に完成したとの事。長野市内から志賀高原にかけての眺望がすばらしく、展望台、ローラー滑り台、アスレチック遊具があるのと同時に、地すべり防止工事の説明がされている。

市内には茶臼山動物公園やら地すべり危険地区を市が買い上げ施設を作っているトコは多い‥。
『斜面は地すべり、平地は洪水、離れれば過疎地』って善光寺平‥ なかなか難しい土地だ‥
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県の防災センター?が併設されておりGPS測量やらをしている。地下水の上昇を防ぐ為のボーリングが随所にされており、一応は地滑りは収束しているように見える。僕は興味深々で助役に説明するけど、助役は殆んど興味なし‥。でも、本能的にこの地が危険なトコである事は判ってくれているようだ‥

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公園の最上部は芝生が敷き詰められており、家族連れがお弁当を広げ和やかな雰囲気だ。
これが25年前に地滑りを起した現場である事は彼等親達は知っているはずだ。
孫を連れた爺婆なら未だ鮮明に当時の事は覚えているだろう。

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最上部は立孔があり、集水している地下水が集まる音が『水琴窟』の様に地下から響いている‥。
「この地下水は美味しいのかなぁ~?」
って助役はあくまでも水質に興味がある様だ‥。
以前、北安曇の村で同様の工事を数箇所携わったが、美味しい水だったり“草水(そうず)”と呼ばれる鉱物質の水だったりした。ちなみに草水といって石油が湧出している箇所も、この近くのループ橋の辺りにある‥
もちろんソコも地滑り地点であり、また全国的に有名になった“浅川ダム”の建設予定地でもある‥

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地滑り跡地は樹木が殆んどなくなっているので眺望は素晴らしい‥
助役邸も眼下に良く見える‥。新しい職場も‥あの辺り‥。新居は‥?
上杉謙信川中島に陣営を移す前に善光寺平を見下ろした物見岩もこの地附山の下部だ‥。

まさに“地球は生きている”って事を感じさせる最前線だ‥。
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【参考資料】 災害体験集