牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

うなづき友学館の『愛本橋』展示

現愛本橋を見て、あんまりにも暑いので涼みついでに『うなづき友学館』に愛本橋の模型と資料の展示を観に立ち寄る。ココは「黒部市歴史民俗資料館」と「黒部市立図書館宇奈月分館」を兼ねているみたい。
たしかボクがトロッコ列車の落石防止のバイトに宇奈月温泉に泊まり込みで来ていた頃は宇奈月町だったと思ったのに‥合併したんだね‥。

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入口に昭和9年竣工の鉄骨トラス橋が昭和44年の大水時に流出した橋の残骸が下流の川底から発見されて‥
展示してあった。他の残骸も何処かに残置してあるってコトだね‥

受付で300円支払い、道の駅も利用すれば割引って何割か返金を受ける‥。入場者は僕らのみだけど、図書館には沢山の利用者がいましたよ。

受付のヒトが、まずは愛本橋のPR動画を再生してくれる。
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歴史と地勢的背景等を多角的に教えてくれる。

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縮尺1/2の模型です。延長は1/2ではないと思います。材は張りぼてでしたが、細かい材は無垢のようでした。
左の模型はさもあらんです。刎橋模型キットなんか売りだしたらいいかもねっ♪

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明治11年(1878)晩夏頃の明治天皇の北陸東海両道御巡幸前の御手許写真(おてもと)=いわゆるパンフレットのコトらしい。甲州街道猿橋よりはるかに橋長があるねぇー。
当時の黒部川電源開発者や水利権者に取水されていないから轟々流れていて迫力あっただろうな‥

現在の黒部川なんて黒四ダムより下流では至るトコで取水されて全くの迫力がないよね‥。
どんな権利で取水して枯川を作るのだろうかね‥?

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この明治天皇の北陸御巡幸時は、親不知なんて写真左の様に海岸線の波打ち際を歩くのみってコトだったみたいで、明治天皇御一行は安全を考慮し晴天だったけど迂回路の山道を通過したとのコト‥
明治天皇行明治11年(1878)後に、国道建設運動が盛り上がり、明治16年(1883)に荷車が通れる位の道が完成したとのコト‥。

今では高速道路が海上を走り、北陸新幹線がトンネルで通過しているんだから凄いね‥。 

寛文2年(1662)から明治23年(1890)もの228年の間に8回架橋されたいう刎橋は‥
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明治24年(1891)に高田雪太郎技師によって設計された木造アーチ橋(木拱橋)
橋長64.24m 支間48.48m 幅員6.06m 道路幅4.85m
高田技師は31歳くらいで設計したコトになるみたい‥。昔は若いウチにいい仕事出来たんだねぇ。
今は、アタマが閊えて若いヒトにシゴトが廻って来ないよねぇ~。

イメージ 10大正9年(1920)~昭和44年(1969)の49年間架橋‥。
写真では右岸の用水路の取水口が橋の下流側にあるね。
橋長55.0m 支間52.4m 幅員5.25m
昭和44年から現橋が竣工する昭和47年までは仮橋があったみたい‥

イメージ 11現愛本橋
橋長130.0m 支間128.4m 幅員8.50m
とのコト‥
しっかし、愛本橋以外の展示は電源開発関係と宇奈月温泉って私企業のPRばかりなのでソレを考えると300円って価格設定はチョッと高かったかも‥ね

【参考】 うなづき友学館