牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

松代(まつだい)の棚田で稲作を考える‥

この週末(5月16日)は長野県から流出する数少ない河川の一つ信濃川下流に走っていた。

思えば長野からの流出河川は太平洋側で、釜無川経由富士川天竜川、木曽川日本海側では旧宅の脇を流れていた姫川、新居の近くを流れている千曲川千曲川は新潟に入るとなぜか信濃川と名前が変わる‥
(正確には南信の平谷村根羽村、北信に飯山市信濃町に少々抜け駆け河川がある)

そんな信濃川沿いを車で走行していたら、実家の母上が「松代」と書いて“まつだい”と読むトコの棚田の綺麗なトコの話しをしていたのを思い出した。ので、寄ってみる事にした。
ちなみに長野では“松代”と書いて“まつしろ”って読む。

津南でR117を左折して松之山を経て松代へ‥
ん?線路なんかない山の中に突然駅が現れる‥ ほほう! コレが上越~六日町のほくほく線か!
まさに陸の孤島のような‥

駅は同時に道の駅にもなっており、ここで松代棚田マップを貰う‥
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撮影地には看板があったりして‥  コレは先日の“和束の茶畑”と同様だ‥ 
ワゴン車で泊まり込みのオッサンが沢山おり、機材の自慢話をしている‥

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松代の棚田のカメラマン撮影心を擽(くすぐ)るトコは、夜明けとともに眼下に現れる雲海の上にポッカリ棚田が黎明の空を映し込みぼんやり浮かび上がる情景だそうで‥
多い時にはマニアの車が農道に500m程並び三脚が林立するらしい‥。

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このガイドに出ていない棚田もたくさんあったり‥
地図に出ている撮影適地は、ある程度のカメラマンの車を受け入れる事ができるようにスペースが確保されているトコみたいで、地元の作業車もソレを弁えて諦め顔で通過してゆく‥

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まぁ、たまたま立ち寄った僕らにそんな地域振興のポスターになる様な光景は見る事は出来なかったけど、田植えの作業をしている人々を見ていると駐車して立ちションして地域にたいしてお金を使う事無く立ち去る気まぐれな僕(ら)はなんとなく罪悪感‥
「意外と狭いね‥」「あの木が無ければ‥」なんて言っている旅のご老人なんか居たりして‥

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撮影適地を結ぶ山道沿いにもたくさんの棚田が点在している。こんな他のカメラマンの居ないトコの方が、ひょっこり出ているワラビやなんかを楽しむ事が出来て嬉しい。

松代を後にして、R117から小出を経てR252で旧入広瀬村等の棚田の名所を通過した。
連休の宇和島の段々畑もソウだけど、貧しさから耕地を増やす努力を惜しまなかった時代をなんか痛く感じてしまった‥。

ついでに‥
帰路には関越自動車道の新潟から長岡経由で北陸道で帰ったけど、新潟平野の見渡す限りの田んぼが広がっており“これぞ平野!”って感じ‥  関東平野なんて結構立木や建物で見通しが利かず平野である事を感じる事が出来ない‥(広い田んぼのイメージ写真があった方が良かったかな?)
「こんな広い田んぼと、あんな棚田のお米が価格統制されていい訳ないよね‥」って助手席の助役としみじみ話し合った‥。