牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

宇和島市水ヶ浦“段々畑”

宇和島市の豊後水道側を走るR56を遊子(ゆす)方面に折れ細長い半島をスルスルと端に向う‥
更に奥に向う道路から右に折れると正面に段々畑が見えた‥
イメージ 1写真ではなんか暗くて判りづらい‥
もっと全てが畑なのかと思ったけど、照葉樹に覆われていて意外とこじんまりしている‥
「天まで耕す」と言ったら近所の西山地域のマメ畑の方がスケールが大きいかもしれない‥

駐車場に車をねじ込み、まずは畑に向う‥
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意外と観光客が多い‥まぁ、五月連休だし‥
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遠くに見えるのは真珠の養殖場らしいです。  既に収穫が終わっているらしいのですが、現在ではジャガイモが名産となっているらしいです。売り場のヒトに連作の方法を聞いたけど、伝わらないかった‥

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1615年頃 鰯漁 (裕福になり木々を倒し畑を開く)

十八世紀半ば 鰯の不漁期に甘藷(琉球芋)が伝来した  早掘り馬鈴薯栽培

明治14年~大正年間 (カタクチイワシ煮干作り)

昭和24年 二網元が解散 その後 ハマチ養殖

昭和48年 赤潮によりハマチ壊滅

昭和末期 マイワシ豊漁期 真珠養殖順調

平成8年 アコヤ貝へい死

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軽トラが走れる舗装路が一本畑を斜めに登って行くが、車道に面していない畑に行くには各々の畑に梯子が立てかけてあり、それで行き来する。又は茶畑でおなじみのモノレールなんかを利用する。

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見上げると(見た事ないけど)エジプトのピラミッドみたい‥ 石でも落したら転がって飛び跳ねて下の家の屋根を直撃する事になるだろう‥

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地山の見えている箇所があった。礫質の山みたいだ。土壌はあったモノなのか持って来たのか?
当然ながら地滑り地帯に指定されている。

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売店に昔の写真があった。まさに畑地は魚付森を全て禿山としてしまっている。
昆布や牡蠣が豊かな森のある山々の下流の海でしか生産できないのと同じで、森がなくなりマイワシ漁も後退を余儀なくされた。
ここ水ヶ浦に来る途中にも、半島の急な斜面の木々の間に石垣を沢山見かけた。これらの石垣はこの山々の全てが耕作地として禿山になっていた事を物語っている。


【位置図】
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