関谷温泉気付『死海温泉』で死海の水(DeadSea)体験

チョッと前の水曜夜に『ためしてガッテン』の枕特集を観ていたら、究極のリラクゼーション姿勢で死海(DeadSea)の濃度の濃い塩水で横たわる頚椎の角度を測定する‥
って企画があった。NHKお得意の取材費を湯水と使う海外取材か？って思ったら、ロケ地は近所の須坂市『湯っ蔵んど』‥。それも、僕があまり好きでない豪勢な入浴施設の所謂『スーパー銭湯』の温泉版‥

平成7年に関谷温泉としてこの近所で源泉が掘られ、平成9年に『平成の名湯』と“自称”する施設が完成‥北信では有数の大規模な入浴施設になっている。現在、源泉上には『温泉スタンド』が設置されて、100リットル100円で販売している。

『吹雪の日に行くモンじゃない』って助役がぐずったけど、電話で「こんな天気なので空いてます」って言っていたのでお出掛け‥^^　確かに長野市内よりは須坂市の方が雪が激しい‥
着いてみれば駐車場は満杯‥満員御礼状態‥。なんでこんなにヒトが温泉？施設にやって来るの？

フロントで料金表を確認すると、『死海体験』大人500円子供300円17時以降に入場すると更に安くなる‥
通常の入浴施設は大人500小人350円‥
「どうする？死海だけにする？」って考えたけど、昨日は飲み会で風呂入ってないしで両方(死海&入浴)で1000円！これは満喫しないと！

フロントのヒトに「死海のプール‥大人２人お願いします‥」って言ったら、
大声で「はぁぁい！体験っ二名様ぁぁ～！」なんて言っていて注目を浴びる‥　なんだい、珍しいかい？

説明のヒトが付いて来てあれこれ説明してくれる。
死海の塩の結晶！
「舐めていい？」「いいですけど、しょっぱいですよっ！」
って、他の人も舐めてるとイケナイので他のヒトが舐めてなさそうなトコロを舐める‥
「うへぇ！しょぱいっ！」「でしょぉ～^^」
助役はまたやってるって顔をしている‥^^
僕はなんだか気分が盛上がって来た‥

死海とはアラビア半島の塩湖で西にイスラエル東をヨルダンに接し、海抜はマイナス418メートルと、地表で最も低い場所だそうだ。
塩分濃度が約30%と通常の海水の10倍！
旧約聖書にも出て来たかな？僕は子供の頃に読んだ十字軍のハナシで欧州の兵士とこっちの兵士のハナシで多少の記憶がある‥。
臭化マグネシウムから産出される臭素が世界最大の産出地で、採取される塩化カリウムを利用した化学肥料の生産が多く、検索すると『死海の塩』『泥塩』『塩水』となかなかある種の“健康おたく”には聖地の様なトコロかもしれない‥

おおっ！なっなんと！貸切っ!
『ためしてガッテン』で取り上げているので、全国からヒトが殺到！って思ったけどその兆しはないみたい‥。
先週の“湯豆腐”チョッと前の“干エノキ茸”‥“保温鍋調理”等々、コレは売り切れるぞっ！
って身構えても、一度もそれを感じた事がない‥
『納豆騒動』みたいな事ってないものだなぁ～。
あんなスポンサーに情報捻じ曲げられた情報番組よりは信憑性高いと思うのに‥

まぁいい、すいているので良しって事‥^^
混浴って言うかプールなので水着を着用‥。室内は肌寒いけど塩水は温かい。軽く循環しているらしけど、まさか塩素殺菌とかはしてないよね‥。高濃度の塩分で雑菌も死滅するかな？
「5分入浴したらチョッと休んで、30分を限度にして下さい。」って説明を受ける。

しっかし、実際の死海で海抜下の400ｍで周りの赤茶けた？(たぶん)山々を眺めながら浮遊と、窓の外は吹雪の狭い一室ではココロのリラクゼーション感はかなりかけ離れているだろう‥

持参の水着に着替えて、備え付けの空気枕とゴーグルをしてイザッ！　ちゃぽぉぉぉ‥‥ん！
今朝雪掻きしてて引っ掻いた傷が沁みるぅぅぅ！ひぃぃ～！って直ぐなれた‥
おおっ！浮く浮くっ！不思議不思議！
　
【浮く助役】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【浮く僕】
「こりゃマンガ本持ってくれば良かった‥」って助役‥
そうは言っても、外人さんが死海で本を読んでいる写真ほど浮いているとは思えない‥
「塩をケチったのかな‥？」なんて怪しむ‥
　
【究極のリラゼェション姿勢‥？】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【死海のポスター】
確かに何処にも力を掛けていない‥　　　　　　　　　　　　　　　こんなには浮いていない‥と思う‥

広さは大人なら15人も浮かべばいっぱいかなぁ～？深さは50センチ程‥
直ぐゴーグルが曇ったので外したら塩水が目に入って激痛っ～！舐めてもかなりミネラルの多そうな“にがり味”身体から老廃物が出るっていうのだから、この塩水には他人の老廃物が満載されて‥って思うとあまり気分が良くないので考えないように‥
空気枕をしていれば耳が水面から出ているので助役とハナシは出来るけど、枕なしで浮いていると水中の僕の心臓の鼓動以外あまり聞こえない。

ゴーグルと通して天井をぼんやり見ているだけだ‥
循環させるゆっくりした水流で狭いプールをあっちこっち助役に接近したり離れたり‥
そんな事で１時間‥一度も休憩もとらなかった‥。だって、プールから上がると寒いんだもん‥！
最初肌荒れしている顔が真っ赤になっていた様だったけど、ドウだろ？良かったのかな？なんだか上がってから顔を撫でたら一回り小顔になった様な‥

寒い寒いとシャワーを浴びて、身体を温めるけどなんだかショッパイ‥
施設で借りた健康ランドみたいな衣装で入浴施設に移動して、塩素系循環温泉で温まる‥
ふぅぅぅ～。生き返った‥。
ん、別に死海で死に掛けたわけじゃないけど‥ちょっと時期が寒かったかな？
もっと施設内の気温を上げてくれれば良かったな‥。

アンケートにも室内気温を上げてくれって書いておく。
沢山の皮膚に悩みのあるヒトのお礼？の様なコメントが張り出してある。
同じ塩水に浸かって感染などないかチョッと心配する‥
（銭湯で水虫を伝染されるとか‥アレ、ホント？）
確か北海道の稚内近くの豊富温泉も油田開発で一緒に温泉も湧出して、原油の様な黒い液体を身体に塗りまくったなぁ～。肌にいいってあって沢山の皮膚に悩みのあるヒトが湯治してたっけ‥^^
確かに太古からの“地底のエキス”である原油？を肌に‥^^良さそうです‥♪
死海の塩も紀元前からの大地のエキス‥それも“地球最深部‥”これまた良さそう♪

さて、『湯っ蔵んど』の通常の入浴施設は“なんでこんなにヒトが居るの？”って程大混雑‥。
畳と座卓の大広間もかなりの混雑‥。
みんなこんな施設が“温泉施設”って思って楽しんでいるんだなぁ～。って複雑な心境‥。
まぁ、500円でゴロゴロダラダラ‥。それもいいかもしれない‥。でも、塩素循環泉‥
湿乾サウナに水風呂‥露天風呂、ジェット風呂等の気泡風呂‥。気泡の飛沫からレジオネラ菌って肺に入り易いんだよぉ。知ってる？知らないだろうなぁ～。僕は入りません‥。

上がってからやっぱり喉が渇いた‥
帰りに今年の“初物”『ホタルイカ』を見つけた‥
外は吹雪だけどもう春は近い‥

死海体験なかなかです♪
もう一度行くかって？　う～ん‥。
どうかなぁ　暖かくなってからかなぁ～^^
【参考資料】
Living Dead Sea　
死海の水体験コーナー　
ためしてガッテン『ぐっすり眠れる枕の秘密』　
http://counter1.fc2.com/counter_img.php?id=1205573

【追記】そう言えば中国の新彊ウイグル自治区のトルファン盆地も海面下154mって低い。
学校で配られた“帝国書院の地図帳”を孔の開く程眺めて探し当てた‥
あんな山の中(行った事なし)になんで海面下の土地があるのだろう？って熱くなったモノ‥
あっちはドウなのだろう？