“灰焼きおやき”の現実‥

助役さまの御両親と立ち寄ったＮ条村の道の駅のイベント会場で“灰焼きおやき”の実演＆体験販売をやっていたので、チョッと考察‥

長野県の“郷土食”と言っていいだろう『おやき』については先々から触れて来た‥
“田舎のファーストフード”とでも言うのか、なんて言うのか家それぞれの味があったらしい。
助役も生粋の信州人なので子供の頃から『おやき』をおやつとして来た世代‥。そんな事ないか‥
（長野人、信濃人、信州人‥どれでもいいけど、語呂から言って後者を採用‥^^）
残りご飯を小麦粉を練った中に入れて焼く？らしい‥。
当初ハナシを聞いた時には、残りオカズと思っていたけど、どうも“残りご飯”らしい‥
なんだか、“お好み焼き”をオカズにご飯を食べる様なモノ‥かな？

『おやき』は、小麦粉を練った中に“あん”って言われる何かを入れて『蒸す』『焼く』等の調理方法を採っていた。
『蒸す』のは善光寺平（長野市）周辺に多く、僕個人はベチャベチャしてチョッと苦手‥
『焼く』って言うのは“焙烙(ほうろく)”（要はフライパン）なんかで裏表焼いて食べる。
まぁ、今一般的なのはこの焼くカタチ‥

で、『灰焼き』って言うのはこのＮ条村から北安曇郡に掛けての『西山地方』で盛んに作られたと言われる方法‥。
この方法をで、営業している“おやき”屋さんは旧八坂村の『明日香荘』と、ココＮ条村の『やきもち屋』の２軒だと思っている。

さて、実演を見ながら『灰焼き』を解説‥

①焙烙にて軽く表面を裏表焼きを入れる。コレをやらないと小麦粉と灰がごちゃ混ぜになってしまい、とても食べれるものではないだろう‥
　　　　　↓
②表面がパリッとしてから、囲炉裏の灰の中に投入する‥。って埋める事‥
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③囲炉裏で燃やしている炭か薪の熱が伝わって‥、伝わって‥　　ジワジワ‥
　　　　　↓
④遠赤外線効果なのか、おやきの芯まで火が通り、アツアツのホカホカ‥
　　　　　↓
⑤火鋏なんかでほじくりだして、「アチチ‥」って言いながら灰をはたく
　　　　　↓
⑥「ハフハフ」って食べる‥
　　　　　↓
⑦※表面の皮だけ硬くなっている事が多く、内部の肉汁ならぬ汁が噴出す事多数‥。非常に危険！

さて、ココで思うのは灰に投入する前の状態で“既に食べれる”のではないか？って事‥。
灰の中に温度計でも突っ込んで調べればいいのだろうけど、灰の空隙の中をそんなに熱は伝わるのだろうか？実は単なるノスタルジーに浸って珍しいからやっているだけではないだろうか‥？
っと、ソコまでは食べる食べないの自由‥

今回の考察はもっと、食品衛生上の事‥
あまり神経質になってはいけないと思うけど、下記の例は如何な物だろうか？

実は、僕と助役もこの“灰焼き体験”は何度もやっている。その時の事‥
僕らと一緒に体験していた初老の姉さん二人が「食べる、食べない」で軽く揉めて居た‥。
なんだろう？って聞いていたけど、「ワタシはどうしても“灰焼き”は嫌っ！」
って大人気ない。ドウも灰は汚い‥って事らしい‥。
「そんな事ないでしょう‥。灰って言うのは無味無臭無毒な無機質なんザンスよ‥」
って心の中で教えてあげたけど、そう言えば煙草の灰や吸殻、パッケージのビニールは平気で投入する。
下手したら、猫が小便やらンコやらしているかもしれない‥。
囲炉裏は灰焼き専用ではない‥ちなみに『明日香荘』は専用らしい‥うむむ‥確かに得体が知れない‥
おフランス人なら『テーブル＝皿』ってみなすらしいけど、『灰』はドウなんだろう‥

って、当時の事を思い出して眺めていた‥
ら、近くで他の作業していた姉さんがチョッとしたゴミをコノ囲炉裏の火にくべていた‥
炎は一瞬緑色に変わった‥「やっぱり‥」

またある時は、Ｎ条村だったけど、灰焼き体験で都会の友人をもてなしていたら、たぶん近所のお爺さんがタバコの灰を落としに来て、その後もう一回今度は灰皿代わりに吸殻を消して捨てて行った‥
「おいおいっ！ココで食事を作っているんだぞっ！」って喉まで出てきたけど、コレは体験を主導する施設のヒトが注意するべきコト‥と、助役サマと顔を見合わせていたけど‥笑顔で挨拶するのみ‥

信州人のおもてなし（なんて考えてなく普段の自分のウチだと思っているんだろうケド‥）の正体見たりっ！って感じで‥開いた口が塞がらなかった‥動画にとって投稿ですな‥今度は‥

さて、コレを如何思うかは、それぞれの自由‥
灰って言うのは、そもそもそう言うモノの集まりだし‥
抵抗力が着いてアレルギーとかになりにくくなるかも‥
そして、長野県は長寿県ってコトだし‥大丈夫なんだろう‥
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