牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

現役!『唐箕』(トウミ)

イメージ 1キノコ狩の帰り、北信濃飯山市の山間の集落を通り掛ったら、道路端で“唐箕”を使う姉さんを発見!
だもんで、車を停めて貰って作業を見学させて貰う。
無心に作業をしていた姉さんは手を止めて、色々説明してくれる‥

イメージ 2『久保田式唐箕』
“唐箕”は風力を利用して米や豆のもみがらやさやを取り除く道具。唐の国からやって来た“箕”って事だ。僕らの生まれた頃のチョッと前なら何処の農家でも見られたのだろう。
ところで、“箕”って言うのは、僕らも工事現場で樹脂製を塵取り代わりに使っているけど、元は穀物などを選別する農具のこと‥。
各地の民俗や習俗と深く結びついており、箕作りといえば、かつては山間の漂泊の民と言われる“山窩(サンカ)”の生業でもあったとの事‥。

ちなみに“サンカ”を調べてみれば、日本?の先住民族って言うか、山岳民族なのか、少数民族なのか、難しい歴史が最近まであったって事で、この農具の“箕”はその“象徴”らしい‥
日本にも僕の知らない差別がかなり存在するらしい‥

イメージ 3イメージ 4
さて作業方法だけど、上からサヤを叩いて解したモノを左手で投入して、右手でハンドルを回して風を送り空のサヤを飛ばす。すると下の口から小豆がバラバラ出てくる‥ って算段‥

イメージ 5色々作業を見せて貰って助役は近くでサヤを叩かせて貰う
この反り返った棒も何年使われて来たのだろう‥

イメージ 6イメージ 7
こんな感じで小豆が選別されて行きます。
ちなみに、この竹製の大きな塵取りが“箕”です^^

イメージ 8古道具屋に行った後で、いきなりしばしのタイムスリップ‥^m^
こんな感じが雰囲気あるかな?


イメージ 9【追記】色々作業するのに便利なので先日カインズホームで買って来ました。
“箕”大(\385)小(\285)
安い‥