牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

山岳スキー競技大会に参加

数日前の事、M村氏から電話があった。「土日に山岳スキー競技大会があるから手伝って欲しい」
「土曜は仕事だしぃ~。」って返事すると、「日曜に来てくれ」って言う。
なにやらスタッフでなく雪崩予測の観点で要請が当たらしい。
“白羽の矢”なのだろう‥「まいぷれじゃぁ~」って快く返事をする。
しっかし、今シーズンは殆んどスキーを履いていない‥。
助役とモタモタ山歩きするのとは訳が違う‥。大丈夫だろうか?僕の足‥

前夜は夕方から激しい雨‥夜半過ぎまで物凄い雷雨。
これは山の上ではかなりな積雪になっているかもしれない。
そんな中で、アゲハ羽化であたふた。

翌朝はいい天気。アゲハを放つかどうかであたふた。
出掛けて白馬大池駅辺りで姫川の濁流を見て唖然‥。現場は大丈夫か?
今からどうしょうもないので、部長に電話をする。まだ寝てた‥。

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集合場所の栂池のゴンドラ乗り場、なにやら異国の人が多い。
今年は日本大会としては3回目だけど、アジア大会も兼ねて1回目の大会となったようだ。
おりからの強風で、ゴンドラが動かない。
それでも雪崩観測部隊は、レース可能かどうか現場を確認しなければならないので、スノーモービルにてゲレンデ最上部から更に上の林道終点まで連れて行って貰う。
山で出会うとやかましスノーモービルだが、実際に乗ると実に便利なもの^^
僕は後部座席に居座り、M村さんM原君は水上スキー状態^^
これも、15分も引っ張られると足がパンパンになる。(ので僕は辞退した)
途中でモービルひっくり返って、運転手足挟まれて出て来れないし‥(・д・)

上部には積雪がかなりあった。昨日の土曜には選手が下見をしているはずだが、トレースが残っていない。白馬乗鞍岳のいつもの雪庇下の吹き溜まりに破断面が走り雪崩を起こしている。
僕のカメラはズームがないので映らないけど‥
今回のコースに影響のある天狗原の西端の雪庇を確認をしに登る。
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天狗原の西端の雪庇
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協議をする。
昨日見つけたクラックもそれ程変わりはない。
吹き溜まりの積雪が、気温の変化と日照の影響で含水量が増えて雪崩れる危険がある。
等々、所見を述べ合い本部に伝える。
ん?良く見ると二人ともハンドメイドスキーを履いている。
M原君は去年からスキー板作りに御執心だ^^
M村氏に譲った板は『雪崩切』なんて書道家に書いて貰ったそうな‥

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僕が受け持つのは「山の神」から「神の田圃」まで見渡せる高台。
ココへの急登で表面に積もった雪を崩す選手が居ないかを監視する。
ちなみに双眼鏡で選手を監視する僕。

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見晴らしのいい位置なので、大会全体の無線の中継をするヒトとその付き人?が一緒に居る。
風が強い中で独りで立っていてはやり切れないけど、近くに人が居るだけで安心する。
来た来た、トップの選手は声援に「アリガト」と日本語で応えてくれた。
余裕だ‥

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無事に競技が終わった2時間後、谷底の通過地点で中国の選手が足が痙攣して動けないとの一報。
無線中継地点に居ると、情報が全て入ってくる。
中国の選手と谷底のスタッフのコミュニケーションが全く出来なく、本部に居る中国のコーチと話をして貰おうとするが、無線が届かないもちろん携帯は圏外‥。で、中継地点で受話器を逆さにして通話させる要領で無線を細工するが無理‥。「レスキュー隊行け!」との指示が出る。
ん?レスキュー隊?誰?「行くよ!」と携帯に電話が入る‥「やっぱり‥」

足パンパンにしてグサグサになった重い雪を何とか転ばないで現場へ‥
身振り手振りで意思を疎通させようとするが、これが全然‥
お互い英語も殆んど駄目‥。海外レース経験のあるM原君も遠慮してるのか出来ないのか特に英語が出てこない‥。足を冷やさないように衣類を掛けて、誰かがMgを飲ませる。しばらくして、全ての選手が通過してから、どうも歩けるようなので我々3人でサポートして登りにかかる。
そのうち彼も元気になって来た。ので、雪で筆談を始める。
“壮健美茶”を手渡すと、#ж☆ШЮと発音を教えてくれる。
他のみんなは「早く行こうよ顔」だけど、僕の足がもたない‥^^
「あんたの国から黄砂が飛んで来てるよ」って辺りを指差して教えたけど、黄砂は理解した様だけどそれ以上は無理‥
なんとか無事、表彰会場まで送り届けた‥。
久々に足パンパンだったけど、いい汗かいた。

しっかし今日は仕事なのかな?奉仕活動なのかな?
しっかし、冷えたし原減ったぁ~。(*´~`*)。

今のところ、筋肉痛が来てないな‥火曜か?

【参考資料】
第1回山岳スキー競技アジア選手権大会
冬の山岳耐久レースこのページの中にスペイン大会の模様のビデオがあります。
コースマップ僕が居たのはC地点手前