源智の井戸

松本市内で有名な湧き水があると言うので、行って見た。
“源智の井戸”とも言う。
松本駅前から“あがたの森”方面に小道を歩いた所にあり、僕が見ているだけでも爺婆から女子高生まで水を汲みに来る人が絶えない。

井戸の所有者は松本市になっている。
屋根の下に井戸がある。
３０ｍ程下の地層から自噴していたが涸れたので、より深い層にボーリングして自噴させている。
との事。
無殺菌の“生水”で、松本市で年に一度水質検査をしているらしい。

井戸の周り水を汲める様になっている。
が、落差があまり無いので焼酎のPETボトルなんかに汲むのがせいぜい。
大きなポリタンクには柄杓なんかで掬うしかない。
もっとも、駐車場所が無いので大量のポリタンを持ち帰るのは無理かも？

井戸の中は玉石が敷き詰められて濾過されている様だけど、アオミドロが多少生えてきている。
水質は硬度が高く、コーヒーを入れたりするのに向いていると言う。
「ねっ！硬いでしょ？」って井戸掘りの業者さんに言われたけど、「？？？？‥」
自宅の水道水と後で比べてみたけど、今ひとつ判らない(´_｀*)

ポリタンに水を汲みたいなら、５０ｍ程離れた駐車場にも自噴の泉がある。
これらも所有者が居るので、声を掛けてから水を汲むのがマナーだろう。

小道を歩いていると、周囲の家々から「コポコポ」と水の湧き出す音が聞こえ、側溝に綺麗な水が垂れ流しになっている。
どの家庭にも自噴の井戸があるとみえる。うらやましー！

いつまでも、地下水が汚染される事の無い良い環境が保たれればいいね。