『黒部の太陽』

ＮＨＫの難視聴区域対策と言う名目で始まった衛星放送もＮＨＫの多チャンネル化が過ぎて、地上波とＢＳで２分してしまうと紅白の視聴率も下がってしまうのを防ぐためにＢＳでの放送を中止するなんて‥
難視聴区域のヒト達を切り捨てると言う暴挙に出たＮＨＫで、三船プロと石原プロの製作の『黒部の太陽』が放送された。
その昔、お膝元の大町の図書館にビデオを探しに行ったけど、石原裕次郎の遺志で大きなスクリーンでないと上映しない‥なんてコトを図書館のヒトに冷たく言われてがっかりしていたのにまさかのＢＳでの放送‥

今で言う超大手ゼネコンや登場人物までが実名で登場‥
関西電力や各工区元請ゼネコンとその下請け・関連企業に大量のチケットを買わせて前売り券商法の先駆けとなった作品として有名‥らいい

ドウいう訳だか実父の組に潜り込んだ裕次郎はドウもヘルメットが嫌いらしく一人だけヘルメットを被らない‥今だったら即刻退場だね‥

画面の一角にボクが学校を卒業して最初に入社した会社の社名を発見‥
ソウ言えば最初の会社の部署の本部長はこの工事のいわゆる関電トンネルの大町～扇沢の取り付け道路の工務主任をしていたって言っていたな‥
なるほど語りぐさですな‥

最初の方で黒部峡谷の水平歩道の絶壁の映像でヒィィ～って言っていた助役サマ‥
その昔、水平歩道をトコトコ歩いていた時にどうしてもウンコしたくなって‥
狭い絶壁歩道上にンコを残置するのが良くないと判断して、歩道の絶壁からケツを撒くって放出したコトを語る‥助役サマもたいそう呆れてくれた‥(^_-)
だけど、あんなに観たがっていた助役サマもサッサと寝てしまった‥

そんな関電トンネルはなんだけど、冬季は徒歩で歩けたはずなんだけどテロリストが奥只見ダムを破壊する不届きな映画が上映されてからテロ対策と称して通行止めとなってしまった‥

トンネル工事の切羽まで普段着の女性がノーヘルで電報を届けに来たり不思議な現象が多く見られたけど、実際の記録映像やらロケ当時の大町の映像やら見られてなかなか感慨深い映像だった‥
そんな黒四ダムも今はどの位土砂で埋没しているのか‥

しっかし俳優サン達もみな若く面白い‥
オリジナリティを尊重すれば差別用語も公共放送で放送出来るっていうのもドウかと思うけど‥

ちなみにオリジナルは３時間強なんだけど、今回は２時間半ほど‥
何処をカットしたのかな？
まぁ中盤ダラけたから丁度良かったかな‥