牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

赤10字社99講習‥

県の遭○対策協議会主催の『山岳99法研修会』に参加した。

事故はいつ何処にでも発生する。楽しい余暇の登山の最中でも、危険な現場の作業中でも、車が行き交う車道脇の歩道を歩いていても‥。
生まれた限り“死”はいつも隣り合わせだ。ソレが早かろうが遅かろうが、犬死にだろうが他殺だろうか、死んでしまえばそれで終わり‥。何も残らない。
“死”は運命であってソレを遮る必要は感じない‥、僕にその運命を変える権利も権限もない‥
ところが“生業(なりわい)”として救命と言う行為を求められる事を感じていたので、救急法講習の機会があったので申し込んだ。

隣町の県の合宿所に2泊3日の泊り込みで、朝から晩までの研修‥。  食事&酒席(自費)付き‥
県内外から山岳関係者?が60代~20代までの16人が集まった‥。
先月の代休と年休をあてて参加‥。
『なんだい旅行か‥?』って言う同僚に『みんなが死にそうな時に助ける為だよ‥』って‥。

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まずは座学‥赤10字のインストラクターが講義をしてくれる。 
ん!彼女のジャージを見て思い出した‥。高校の時にも彼女を相手にアルコールで消毒したラバーの唇で人工呼吸を練習した事がある‥。         今更‥思い出した。

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現在では『キューマスク』と言う救助者が傷病者に直接触れる事なく人工呼吸が出来るマスクがある‥。
まぁ、持っていなければ人工呼吸をしない‥ソレまで‥
20年ほど前と何が違うって‥救助者の傷病者からの感染を防ぐ方策が確立され、その器具も開発されている様に感じる‥。
例えば、『傷病者の血液には触れない』『直接人工呼吸はやらない』そんなトコ‥
煙草を吸っているヒトの口など、灰皿を舐めるようなモノ‥って昔から言うし‥
まして、消防士や救命士とは違う‥。上記の“生業”と言っても職業ではない‥

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一次救命措置の心マッサージもチョッと代わった様だ‥。
『やらないよりもやる‥』
『Doing nothing is doing ill.』って事かな‥?
でも、それによって傷病者の症状の悪化を招いたり、死を早めてはイケナイ‥。
肋骨が折れようと、意識、呼吸が止まったらやる‥
肋骨は生きていればまたくっ付く‥

イメージ 7新しい技術と言えばコレ‥『AED』だ‥。学校や公共施設への設置が多いようだけど、施設利用者以外にはソレの存在が判らない‥
学校の前を歩いていた老人が意識不明になってAEDを用いた除細動の一次救命措置を実施したくても、学校が開いていなければ利用出来ないし、近頃の学校は部外者には閉ざされている‥。
赤10字のイントラに「AEDの設置施設のマッピング等はHPとかで調べられるのか?」
と聞いたが「知らない」と言う‥。

コレではあまり意味が無い‥。

使い方は簡単‥機械が説明してくれる‥。僕らは有事の前に一度か二度触った事があるって事。
たぶん失敗しないで機械を扱えるって事を知っているだけ‥

イメージ 8あらら、瞳孔が開いてるよ‥


印象に残ったテキストの言葉‥
『冷静な判断』
傷病者や周囲の人々のさわぎに巻き込まれたり、混乱した周囲の状況にまどわされて、判断を誤る事のないように注意します。

救助している時に“野次馬”は必ず居る。(僕にもそんな素質は多分にあるが‥)
(自信がないから)口は挟むけど、手は出さない‥
救急法を学んだ事のあるヒトほど、野次馬にはなり易い。
そんな自分にならない様にしよう‥。http://counter1.fc2.com/counter_img.php?id=1205573