以前もっと山奥で働いていた時、現場の駐車スペースの上に“山栗”の木があり、7月には『シラガダイオウ』ってその地方で呼ぶ『クスサン』の幼虫が大発生して、栗の葉を食べ尽くしたりしていた。
車の上には糞やら体液やらでベトベト(*- -)
車の上には糞やら体液やらでベトベト(*- -)
緑色の身体に白髪状の毛がビッシリ密生し、栗の木から栗の木へ列を作って集団移動していた。
9月には巨大な蛾になり燐粉を撒き散らしながら、窓やら街灯やらにしがみつく‥
死骸を猫なんかが食べていて、結構グロい映像だった‥。
9月には巨大な蛾になり燐粉を撒き散らしながら、窓やら街灯やらにしがみつく‥
死骸を猫なんかが食べていて、結構グロい映像だった‥。
そんな山栗の木も9月半ばから実をポロポロ落したもんだ。毎朝ヘルメット一杯拾って、煮たり、蒸かしたり、せっせと食べた。何せ普通の栗よりも小さいので食べるのが面倒‥
爪で二つに割ってスプーンで穿った。親指の爪が黒くなって痛くて痛くて‥
でも、普通の栗にない甘さが堪らなく美味しかった。
爪で二つに割ってスプーンで穿った。親指の爪が黒くなって痛くて痛くて‥
でも、普通の栗にない甘さが堪らなく美味しかった。
で、久々に山栗を手に入れたのでその頃凝っていた炒る方法で食べてみた‥
通称『スキレット』と言う鋳鉄のフライパンに敷き詰めて‥、加熱してひたすら振る、振る、振る‥
イメージは『天津甘栗』のあのミキサー!
通称『スキレット』と言う鋳鉄のフライパンに敷き詰めて‥、加熱してひたすら振る、振る、振る‥
イメージは『天津甘栗』のあのミキサー!
重い鋳鉄で腕がパンプして右左と持ち換えながら、振る事20分弱かな?取り合えず弱火で長時間‥
ボムッ!って栗が鍋の中で破裂する音が聞こえたら終了‥
天津甘栗ほど渋皮が綺麗に取れないけど、実がコロコロ収縮して‥甘くて美味しい‥(o^_^o)
二つ割にしてスプーンで食べたほうが無難だ‥
近頃は『剥き栗』みたいな菓子が売っているけど、労働賃金の安い国の人が剥いているのか?薬品で溶かしているのか?どんどん頬張ってしまって、あり難さがなくなってしまう。