牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

神城断層露出っ‥

 白馬の旧宅点検に行って来た。地震翌日は通行止めの情報が信用出来なくて現地入りするのを躊躇ってしまった。今週は小谷村へのリンゴ運搬ついでにとやって来ました。

  長野市から通称“オリンピック道路”を経て小川村に入ると、チラホラ屋根をブルーシートで覆った建物を見掛け‥。白馬村に入ると倒壊した住居がチラホラ‥。今回話題の堀之内地区はには友人宅もあり、老いまいに寄りたかったけど、付近には大量の駐車車両があり近寄れそうもないし、『車両進入禁止』の看板があり集落内部にも入りにくいしね‥

  長野市から白馬村に進入する通称“オリンピック道路”は旧宅の手前でR148に迂回させられ、旧宅には神城駅前から近付く‥。
まぁ、自分のウチを早くチェックしなくては‥。
イメージ 1 イメージ 2
おおっ!まずは外観‥窓ガラスは割れてなさそうだし、灯油のホームタンクも倒れてないし‥よしよし
ん?掃き出し窓が開いているぞ‥内部を覗くと‥あらら、本棚が崩壊してサッシを押して窓が開いている様子‥。
玄関を開けて内部に入る。あらら。助役サマのお婆サマ(故人)に戴いた落ち葉の入った額が落下して破損している‥ 

イメージ 3 イメージ 4
固定してある本棚は無事‥ 今回の震源と言われる『神城断層』はアノ山の麓をはしっているってコト‥ 
イメージ 5 イメージ 6
あらら、本棚崩壊です。カラーボックスに毛が生えた様な安い本棚は見事に崩壊‥
まぁ、幸いなコトに被害はその位かな?助役サマに本の片づけをお願いし、ボクはもう来れないかもしれないので、雪囲いの準備をしてしまうコトに‥ 
2時間くらい頑張って、暗くなる前に近所の点検に‥
イメージ 7 とりあえず今回の震源にあたる『神城断層』の走る姫川河畔へ‥
姫川沿いに沿って断層が南北に走って居ます‥
そもそもこの谷自体が断層だろうし、仁科三湖と呼ばれる湖たちも断層湖ってコトです
橋と橋台の間も亀裂が入り砕石で埋めて通過可能にしてあったし‥ 
 
イメージ 8 イメージ 9
姫川沿いに南北を見渡しても‥そんなに異変は感じられないし‥ 
イメージ 10
旧『定位置』ですな‥。今日は比較的暖かな日で良かった。本当は午前中に到着したかったし‥ 
イメージ 11 イメージ 12
 何年か前の増水で崩れて復旧した護岸が同じ位置で崩れているし‥。姫川を挟んで護岸の道路のアスファルト舗装が破断しています。 
 破断している地点を延長するとR148を跨ぐオリンピック道路の盛土法面に向かっており、現在通行止めになっている路上に‥来たら案の定‥。アスファルトが圧縮されて盛り上がっている‥様に見える‥
イメージ 13 イメージ 14
 コレでは通行止めにしてもしょうがないかな‥?高低差も20~30センチあるかな?破断した部分を撤去して均せば通行出来そうだけど‥。地盤上はドウなのかな?って田んぼはドウなのかな?って見下ろせば‥田に緩やかな段差が‥近寄る 
 法面を田んぼまで下ろうとして助役サマの足元を見てビックリ‥サンダルで出て来ているし‥「なんでサンダルなんだよぉ~」「だって‥チョッと見に行くだけかと思ったし‥」だって‥弱ったね‥ある意味被災地なのに‥ 
イメージ 15 イメージ 16
フニャリ段差がが続いている‥。地学の図鑑とかでしか見たコトのない現象が目の前に‥。地球の46億年の営みのチョッとした断片を目の当りにしてしまった‥。 
イメージ 17 イメージ 18
国土地理院の電子地図で見られる神城断層の位置とチョッとずれているけど、コレは地上に人間サマが築造した道路構造物とかのせいなのか‥? 
イメージ 19 イメージ 20
国道と県道を繋ぐ三叉路のトコも大きな段差が‥。何処から入って来たのか“わ”ナンバーのレンタカーに乗って通行止め区間に乗り込んで来て写真を撮り捲っているオッサン‥?何処かの研究者なのか?ただの野次馬なのか‥?もっと遠くでは道路を測量している作業服の一団が‥日曜日返上でお仕事ですな‥ 
イメージ 22旧宅から姫川河畔を経て、オリンピック道路三叉路あたりの断層想定図(当時)です。
断層は一筆書きで北から南に連なっている‥
糸魚川から富士川までの大きな断層の中の一部がチョッと動いたてコトでですな‥
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

イメージ 21 風が冷たく助役サマもトイレに行きたいと言うので旧宅に戻るコトに‥。来週来れるとは限らないので雪囲いをしちゃわなくちゃ‥暗くなる前に‥。地球に山があり谷があり川があって海があるんだから、チョッとづつ動いているってコトですね‥。いきなり動くとイロイロあるけど、チョッとづつなら何とか対応するしかないってコトなのかな‥?
 
【追記】新しい地理院地図で断層が明確になっていたので転載。見て来た断層と一致

f:id:gyuuhomura:20200330231840p:plain