愛媛県松野町奥野川『遊鶴羽』の棚田

高知県からＲ381を四万十川の支流葛川に入り、スダジイの繁る山道(国道)をすり抜け一部未舗装路を抜けると、いつの間にか愛媛県に入っていた。県境が分水嶺ってコトではないらしい‥

まいどツーリングマップルを孔の開くように眺めていると、棚田があると表示があったと思ったら自分であらかじめ棚田１００選を印していたんだっけ‥
日没にはまだ時間がありそうなので、寄ってみるコトに‥

立て看板を頼りに真土って駅辺りから山に入って、ぶらぶら歩いているヒトに道を聞いたら谷が違うと言う‥とほほ‥詳しく聞いて、再度そっちの谷へ‥
だけども、進めど進めど道は細くなるし‥
　
暗くなるし、何処かでＵターンしようかと思って走って居たら看板があった‥
そこから今度は山道をしばらく行くと‥　突然目前が開けて棚田が現れた‥

　
なんでこんな奥地に棚田を作って集落を作っているのか‥　かなり不思議です‥
何軒あるのだろう‥相当数の集落を構成している‥

邪魔にならない様に車を進めて、広いトコで車を停めて歩いてみる。

夕暮れを選んで行くのは、作業の邪魔にならない様に作業者が家に帰った頃の時間を選んでいる‥

後は、太陽の沈んだ空の明るさを五月の水を張ったばかりの棚田が空を映して輝いて見えるから‥

そんな厳かな時間の流れを棚田を見渡せる高台から眺めていると‥なんとも豊かな心持になる‥

集落の家々からはそれぞれの夕飯の香り‥　僕らも腹減ったぁぁ～

運良く対向車にも遭遇しないまま、なんとか麓に降りるコトが出来た‥
その道中は今までに出合ったコトのないほど羽虫の多さ‥
コリや川の魚もデカくなっているのかな‥？

『遊鶴羽(ゆづりは)』だなんて、“鶴が遊んで羽を広げている”なんて‥なんだか素敵だし‥
鹿児島の出水市に越冬しに来る『ナベヅル』なのかな？

【追伸】
帰宅後にYahoo!地図では詳細地図や航空写真が無かったけど、GoogleMapの航空写真で見たら集落の上方に太い道が開通しているらしい‥
地元のヒトもこの道を教えてくれれば良かったのに‥
(^_-)