牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

ダライ・ラマ法王14世謁見‥Meets“14thDalaiLama”

6月19日14時半頃に善光寺本殿にて法要を行う予定の法王猊下
助役サマはお昼前から急用があり、御妹君邸の新築&姪っ子の生誕祝いをキャンセルしてしまう。

埼玉から仲間と信州旅行に来ていた実母が善光寺にいるらしいので電話をする。
「警備が2000人いて、13時から交通規制だって‥確かに警備のヒトが沢山いる‥」だって‥
う~ん‥取りあえず出掛けるか‥
14時過ぎに独りで善光寺に詣でようかと思っていたら、以外に早く帰宅して来たので急いで伴って詣でる。

大門からの参道は通常‥。規制しているのは本殿の周囲の道路のみ‥いつものトコにすんなり駐車‥
特に大勢のヒトが居る出なし。警備は確かに多いけど2000人って言うのはガセ。

イメージ 1 イメージ 2
本道前に集まったヒトだけでも、う~ん300人位かな?張られた綱の周りに3重に立見のヒトがいる位
まもなく猊下を迎える善光寺側の偉いヒトが現れる。かなりふくよかなヒトで本殿の階段を半歩づつしか昇れない‥タイヘンそう。

それにしても、雨が止んで良かった。午前中なんて畑に居たら直射日光でクラクラしたけど‥
午後になって雲も出て来て風も少々‥

1950年に中華人民共和国人民解放軍チベットを制圧後、1959年のチベット動乱の際インドに亡命された猊下は、現在はチベット亡命政府として十数万人からなるチベット難民組織の長として政治色のお強い方だけど、この場に活動家らしき輩は見当たらなかったし赤い人達も見当たらなかった‥。
 いわゆる“チベット被れ”風の輩が数人いる位‥彼らは一見してすぐ判る‥

イメージ 3 イメージ 4
続いて猊下が現れる。集まったヒト達に手を挙げゆっくり進んで来られる。猊下のクリクリした好奇心の塊の様な眼がアチコチ向いておられる。

イメージ 5 イメージ 6
方々に御頭をお下げになって階段をひょいひょい昇られて、振り返り御手を振られて会釈をさられる‥。
周りのヒトは手を合わせたり拍手をしたり‥猊下の一挙手一投足にどよめきと歓声が上がる。
振り返ると涙を流している女性もいてビックリ‥

イメージ 7猊下が本堂にお入りになられ法要が始まる。
日本語の般若心経が唱えられスピーカーを通して本殿前の我々にも聞く事が出来た。
続いて法王猊下の御経が唱えられる。
チベット語なのだろう、メディアで聞いた事のあるお声が流暢な‥歌う様な‥音声で僕らの耳に届いた‥
僕らは黙って手を合わせ猊下のお声に耳を傾けしばしの時を過ごす‥

それから、猊下が木曜日までラマ僧が造った“砂曼荼羅”に御眼を入れられたと放送がある。
猊下が退席されると聞いて衆が東側に動いたので僕らも移動‥
どうやらこの階段を降りられるらしい。
http://www.flipclip.net/static/swf/frames/CompactLarge.swf?coreURL=http://www.flipclip.net/static/swf/PlayerCore3/core.swf?&seqURL=http://www.flipclip.net/api/clips/084c3bcf9180a96ecf2c2deb14bd67c1/sequence/320x240&modPath=http://www.flipclip.net/static/swf/PlayerCore3/module/&autoPlay=猊下のお肉声は左下をClick!
しばしして、善光寺のお偉いお坊さんらの後に猊下がお現れにならる‥。
晴れやかな表情で愛想をお振りまきになられ、僕らに階上から語り掛けられた‥
フムフム、同じ仏教国として伝統的で素晴らしい‥的な事をお語りになられた‥
最前列のヒトに何か語りかけ、そのヒトは流暢な英語で何か応えていた。嗚呼っ、ボクも最前列に居たら猊下のお語りに英語で応えるコトが出来たかもしれないのにっ!

いつまでも動画を撮っていられないのでスチルに切り替える‥
イメージ 8 イメージ 9
猊下は階段をお降りになられて僕らの3人ほど前のヒトとお言葉を交わされ、センチュリーにお乗りになられて移動された‥

「良かったねっ!」って助役サマも感激の様子‥ 
ボクも、アノよく動く眼(まなこ)を目の前で‥それも、同じ空間で同じ時間を過ごす事が出来て‥
ホント、充実‥何か有難いを通り越した‥モノを感じた‥

イメージ 10その後、“一般の参拝を中断して申し訳なかった”様な放送があって僕らも参拝する。
猊下の御昇りになられた階段を昇り参拝をする。法要の後片付け最中の中陣に入り猊下が眼入れをされた“砂曼荼羅”を拝見‥
大理石を砕いた砂に着色してチベットから来られた砂曼荼羅専門の僧が来られて14日で製作したとのコト
しばらくこのままに展示させておくけど、そのままではホコリも載るし、風が吹けば飛んでしまう‥
ので、如何しようってコトらしい‥

それ程混んで居ない内陣の畳の後ろの方で助役サマとしばし寛ぎ、参拝する人達を眺める‥
内陣と言うか本殿内は、撮影はもちろん禁止なので無神経なヒトが撮影していると係りのヒトが「撮影は御遠慮くださいっ」って声を掛けている。当然僕も遠慮する‥
助役サマは暗黒空間が超苦手なので、ボクひとりで“お戒壇めぐり”をする。
暗黒空間を彷徨い御本尊の真下を通過して満足して助役サマの待つ内陣に戻る。

イメージ 13すると白人のオバサンが砂曼荼羅の写真をデジカメで撮っている‥
本殿内の禁止事項は、図解されていて海外のヒトにも理解出来るようにされている。
んっ、このオバサン腕に『PRESS』の腕章をしている。
プレスって言っても仕事用の一眼レフではなく、ドウみても私物のデジカメ‥。

【砂曼荼羅善光寺HPより

アンタ、この撮影は仕事じゃないね‥
ボクは親切に、英語で『ナンダイ!プレスハ ポトトッテイイノカイ?』って尋ねる。
すると、彼女は『フンッ!この腕章が目に入らないのっ!』って口をへの字にして腕章を指差す‥

ナンダイそりゃ!って閉口していると、他の日本人プレスも畳の上に脚立を立てて照明を焚いて撮影を始めようとしている‥
内陣で一般の参拝客が500円も支払って参拝をしているその横で、照明を焚き三脚で撮影を始めているっ!
なんと言う無神経さっ!に憤慨し、後ろからその模様を撮影しようとカメラを構えると、間髪おかず係りのヒトが「撮影は御遠慮願いますっ」って!激怒っ!
「連中は撮影してもいいのですか?」って尋ねると「許可を貰ってますから‥」だって‥
「参拝者の横で畳に脚立を立てて無神経ではないですかっ?」って尋ねると‥、
横から助役サマに制止される‥「やめてよっ‥」

「せっかくの雰囲気が台無しじゃないっ!」って御不満顔‥
マスコミの連中のせいで、またも不愉快な想いをする‥
誰が彼らにこの様な特権を与えているんだっ!ってホンット毎回感じる。
あ~あっ、イヤな思いをした‥

気をとり直して‥まいど善光寺地震の痕跡巡り‥
イメージ 11 イメージ 12
地震で鐘楼が柱に傷を付けた痕‥ と、地震で捩れた柱‥ この階段を猊下がお下りになられた‥
ボクが猊下に英語で説明して差し上げられたら良かったのに‥

だもんで翌20日長野市の金喰い五輪施設での猊下の講演会立見席はパスする事にしました
せっかく有難いお言葉を戴いても、メディア関係者の横柄さが目に付いて不愉快になるだろうし‥