牛歩村日記? Like A snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥    副題は他国のヒトにもみて貰えるかなぁ~って‥?Fortune smiles on a merry home

龍山町瀬尻段々茶畑

旬なネタから放出せねばならない‥

 とかく自然自然ってボクも自然大好きっ子(オッサン)なのだが、まったくの手付かずの自然より、ヒトの手の加わった景色、ん?景観?の方が引き込まれるモノ‥
 それも、息を呑む様な圧倒的なスケールの景観を目の前に、その景観に擁かれるとなんとも言えないヒトのエネルギーを感じる。それが、映画村の様なチンケな張りぼてでなく、自治体の補助金で保存されている訳でもなく、業として世の中に組み込まれて生き続けているからなおさら‥。

 ボクと助役サマは、新茶の生茶葉を探しいわゆる“奥三河”の山中を走行していた。
牛歩村日記第一幕では塩の道沿いに住んでおり、糸魚川までの山中を抜ける塩の道はチャリで走破していたので、次は太平洋側の塩の道、いわゆる秋葉街道を辿ってみねば‥って、とりあえず秋葉神社に向かっていた‥。

 長野県の南部は気候も温暖で茶畑も多い。急峻な山肌に茶畑が張り付いている様子を見ると、僕はなんとも言えぬ身震いを感じてしまう。ソウは言っても奥三河は愕くほど山が深く道は狭く、京都郊外の山中を思わせた。なるほど、昨年訪れた京都府和束町辺りも似た様な奥深さだった‥

 五月連休には宇治の茶処には近寄れなかったので、新茶シーズンが終わらぬウチにと急いでやって来たのがココ奥三河‥。静岡市葵区方面は5年ほど前に満喫していたのでチョッと方角を変えたモノ。

そんなR152の秋葉街道を南下中に、ふと助役サマが“段々茶畑”って看板を見つけた。「あっ!」
ぼくも運転席から右を見るとチラッっとそそり立つ石垣と茶畑が見えた。急いで広いトコでUターン!
沢の横を左折すると、目前にそそり立つ石垣が目に入った‥。右手の小学校?に駐車させる。

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静岡県棚田等十選 瀬尻の段々茶畑』とある。頸が痛くなるほどの急勾配‥

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とりあえず登ってみる。登り始めて作業小屋から機械音が聞こえ煙突からなんともいえぬ茶葉を炒る香りが漂っている。「作業しているんだねっ。ちゃんと断ってから登らなきゃねっ‥」って言いつつも、既に高度を稼いでいたので下山後に挨拶をする事に‥

とりあえず、キョロキョロしながら頂上部まで‥
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荷降ろし用の架線が渡してある。ココではモノレールは使用していない様だ‥

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後で知ったけど標高差は110m程だそうな‥。

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見下ろすと駐車した小学校が真上から見える様だ。

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後で教えて貰ったけど、この架線は横の沢の水で水車を回してソレを動力と動力としているとのコト‥

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そもそも茶畑は水田の様に平坦にする必要はないのだけど、それでも石垣を積まねばならない程の急峻地

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下りの方がしっかり歩かないと転がり落ちそう‥

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天竜川の川床から担ぎ上げたのか、横の沢から担いで来たのか、平坦な両手で抱えられるくらいの石が幾つも幾つも積み重ねられている。

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茶畑の隙間では野菜まで育てている

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改めて見上げると凄い‥。

下山後、助役サマが作業小屋に挨拶に行く‥。
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すると、中を見学させてくれえると言う‥うれしいっ!
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ボクよりもチョッと先輩かな?藤原さんに説明してもらう。
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蒸した茶葉は、熱風で乾燥した後ゴリゴリと摺り合わせられる‥

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いかにも機械って感じの年代モノの良く手入れをされた機械で、どんどん茶葉が仕上げられてゆく‥
お茶の加工は鮮度が命‥

イメージ 19藤原さんのお爺さんが石積みを始め、お父さんが仕上げたそうで本人は街で仕事の傍らこの時期には手伝いに来るという。
もちろん今日のコノ茶葉も早朝からお父さんが摘んでくれたモノ‥今年は茶葉が少々遅く、今でも一番茶だそうだ‥
遺跡ではない、実際に石積みを積み上げたご本人は笑顔優しく寡黙に茶葉の仕上がりを気を配り忙しそう‥
大変な御苦労の末に出来た茶畑‥

ひと通りの工程を説明していただき
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出来立ての茶葉でテイスティング!う~んっ!旨味が凄いっ!助役サマと顔を見合わせグビグビ頂く‥^^

さっそく生茶葉の採取の交渉‥。お父さんに聞いて貰うと“良い”とのコト‥ ヒヤッホー!
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採取可箇所を案内して貰い、さっそく助役サマは茶摘娘?に‥
いいトコ、いいトコってちょんちょん摘む‥。
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きれいな新茶葉だ‥。加工場からの茶葉の香りがたまらない‥このまま放出してしまっては勿体無い‥!
買い物袋一杯ほど採取してお礼を言いに行き、もちろん出来たての新茶(製品)も購入っ!

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改めて見上げるとなんともすばらしい景観だ。さっき、ココをはじめて見たよりココで業を営む藤原さんを知り、景観に意味付けがされなんとも深みを帯びて来たコトを実感した。

なんて感慨に浸りつつ、近くの駐車スペースで速攻で茶葉を蒸す事に‥
茶葉は鮮度が大切である‥まだまだ帰宅まで何時間も掛かるし‥
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手早く蒸して荒熱をとり、クーラーボックスで昼寝をしているアサリ君達と共に一路帰宅っ!

突然押しかけて工場まで見学させて頂き、茶葉の新芽を摘ませて頂き本当にありがとうございました。
試飲編に続く‥》

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《後記》
龍山村は2005年7月に周辺の5市町村と共に浜松市編入されている。
 茶畑の下を秋葉街道(R152)が通過している。R152は長野県上田市から旧丸子町を経て中山道と交差し大門街道で一部メルヘン街道、ビーナスラインなんてとんでもない片仮名街道に変貌して茅野市へ‥。甲州街道と交差し杖突街道でコヒガンザクラで有名な旧高遠町で秋葉街道と合流?し、鹿塩、南信濃を経て、静岡県に入る。現浜松市天竜区天竜川沿いに南下して浜松城に至る。なんでこんなに深い山の中ばかりなのか?と思うほど山が深い‥未開通区間は2箇所もある。が、“三遠南信自動車道(R474)”と言う“高規格道路”が現在工事中で、出来たトコから供用されている。この道によってこの地方はかなりな変貌をする事になるだろう。