牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

“羊のレストラン”de黒毛和羊?

特に旬があるのか判らないけど、羊肉のハナシ‥
長野市郊外の自宅から北安曇の旧宅までは通常“オリンピック道路”って呼ばれる道を走るのだけど‥
今回は千曲市に用事があり、稲荷山から信更を経て、長野県歌“信濃の国”に歌われる名勝、犀川の久米路峡を通過‥かつての名勝も今はダム湖の下だ‥

4月から長野市編入された旧信州新町の市街地を抜け、大町市に抜ける道沿いに旧信州新町の温泉宿泊施設“さぎり荘”がある。
昼時だったんで珍しく外食をしようかと協議し同意にいたる。

イメージ 1犀川の河畔にある施設、川向こうにはこれまたチョッと前に長野市編入された旧大岡村の道の駅がある。
その昔はもっと上流の明科町まで新潟から艀(はしけ)が遡上して来たって言うけど、どんな感じだったのだろう‥
早春の犀川はどんぶらどんぶら凄い流れ‥
とても艀が航行出来たとは思えないけど‥

この旧信州新町は昭和5年からコリデール種とメリノー種という2種類のめん羊の飼育を始め、毛と肉の両方を利用していた。養蚕の廃棄物と西山地方の特産の豆殻などが飼料として利用出来た様子。

サフォーク種の導入は昭和57年と最近で臭みの少ない事で定着しているとのコト‥
ジンギスカン料理は、昭和11年辺りから広まっているらしい。
ちなみにジンギスカン料理の由来はモンゴル=羊ってコトで向こうには同様の料理は無いらしい。
満州からの引揚者が羊料理を故郷で広めたらしい。
鉄兜状の“ジンギスカン鍋”の由来はチョッと判らなかったけど、南部鉄器とのコラボなのかな?

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さて、“さぎり荘”のレストランに入るとジンギスカン屋特有?のベタベタ感が店内を包む‥
価格的には輸入ラム肉のジンギスカン定職なんだけど、折角久々の外食なんで村内産サフォーク肉の焼肉定食(1,500円)にする‥
サフォークと言えば、その昔村上春樹の小説で登場する“羊男”やグリコプッチンプリンのCMで一時期イメージキャラを勤めた英国の人気クレイアニメキャラ『ウォレスとグルミット』の脇役“ひつじのショーン”で馴染みのある顔と四肢が黒いアレである。

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意外な事にサフォーク肉は柔らかく美味しい!焼き網の形状と火力の調整が難しくせっせと焦がさない様に一生懸命に食べる。助役サマも美味しいと食べながら身振り手振りで表現をしている‥
まぁ、美味しいといっても所詮は羊肉。期待していなかったら意外と美味しかった‥って位かな?
定食にして冷奴やキムチや申し訳程度の野菜なんかがあるのなら全てを羊肉に投資すれば良かったかな‥
生食が出来るためサフォークの握り(200円/貫)なんかもある。結構美味しい‥

これなら、自宅のジンギスカン鍋でちゃんと調理して食べたら美味しかろう!ってカウンターで生肉を購入し様としたけど、売り切れだった残念‥ちなみに3,200円/500g。

帰宅後に“さぎり荘”のHPをチェックすると、『黒毛和羊』なんて表記がある‥
どうも和牛と国産牛の違いも知らないのだろう‥体表が黒くて毛は白いのにね‥ 困ったモンだよ‥

【参考資料】
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羊をめぐる冒険”        挿絵“羊男”      “羊男のメリークリスマス”      “ひつじのショーン