『いのちの食べ方』

『いのちの食べ方』Unser täglich Brot 2005独

観たい観たいって思ってたけど、やっと観れた。
特にテロップもなく基本的にサイレント映画の様だけど、動く機械や家畜の悲鳴だけが響く‥
って書くと動物ばかりかと思うけど、本編の半分以上は野菜関係の生産映像‥

僕も鶏は何度か〆て食べた事があるけど、「いただきます」って所謂「(おいのち)いただきます」
って言う意味が痛いほど判っていた‥し、この日記を書き始めた頃働いていた現場は豚の屠殺場のすぐ横で、一日中豚の悲鳴が聞こえていた‥
上空には鳶が集まり一日中旋回していた‥な‥
ソコからコンテナに入って運び出される脂塊をソーセージ造りに使えないか‥って考えていたけど‥

家畜を〆る事を生業としている人達は皆無言で黙々と仕事をしている‥
如何に効率良く食材を食卓に運ぶか‥　ただそれだけ‥

20世紀に入って爆発的に増えた人口の食料を賄えたのは“農薬の発明があってこそ”とも言うけど、地球の裏側から来た食材がなぜ安いのか‥
もろもろが垣間見えた気がする。