牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

落穂拾い

『落穂拾い』と言えば、Jean-François Millet(1814-1875)仏画家(ちなみに仏教画家ではない‥^^)
の名画として比較的良く知られている。

さて、絵画の『落穂拾い』だけど、評価を色々見てみると以下のよう‥《要約》
○刈取り後の畑に落ちてる穂を拾う作業で、農民でも最下層の人々が行う労働との事。
この作品は1857年に出展された頃、保守的な批評家たちから「政治的プロパガンダの為に農村の貧困を誇張している」「社会主義的だ」「反民主主義」等の議論を呼んだとの事。
○地主の畑の収穫を手伝う農民が、手間賃の他に収穫の約一割だけ残された落ち穂を拾う権利をいう。もともと旧約聖書以来の風習との事。
なにやら物々しいんね‥。  初めて“落穂”を拾う機会に恵まれたので、色々綴っておこうと思う‥

この週末は、“涼しい”を飛び越えて“寒い”と感じる様になってしまった。
職場近くの田圃は殆んど刈り取られて、急に風通しが良くなって来た‥。
それより北方の我家辺りでも、刈り取りはかなり終っている‥

そんな先週の土曜に頭を垂れる稲穂を見ながら、職場の爺さまに『この田圃の一畳の広さでどの位の玄米になるんだろうね‥?』ってハナシをしていた。
爺はそれには応えず『アソコの田に稲穂が残ってるからもって行けばいい』って教えてくれた。

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その一角は、コンバインが転回する時になぎ倒した稲が残っている‥。
ヨロヨロ長靴で近寄ると、田圃はまだまだグチャグチャ‥
泥を被った稲穂も多かったけど、爺が『洗えばいい‥』って言っているので全部の稲穂の穂先だけ摘まんで汚れは用水路で洗う。車のボンネットに載せて乾かす事にした。

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帰宅後、稲穂から籾米だけ外す。土曜夜はココまで‥
翌朝、干す前に籾を外す為に先日購入した家庭用精米機に投入!
ちなみにこの精米機は『玄米→白米』専用で、米研ぎまでやってくれる。一度に4合までの処理‥
昨年の脱穀籾摺をチョッとでも楽に処理出来るかもしれない‥
 
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ブブブブブブブブ‥ おおっ!なかなかいい仕事をやっている!

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糠はもちろん、籾もかなり外れている。フーフーやって籾を飛ばし、残りは手で摘んで除去‥

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久々に登場『炊飯用土鍋』格安品^^ ガスコンロでグツグツ‥      おおっ!いい感じの蟹穴!

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底には薄っすら“おこげ”(o^-')b           盛り付けてもいい感じ!おこげが光っている!
それに上手い!物凄く旨い!  はぁぁぁ~。お米が美味しい(*´ω`*)ノ

イメージ 13道に籾米が毀れている。
カラスがアスファルト上のそれを拾って食べている。
『アレだけで茶碗の○分の一だなぁ~』なんて見るようになった。
『チョッと田圃を歩けば新米が手に入る‥』
正確に言えば窃盗になるかもしれないけど、職場の連中には「パチンコ玉拾うよりも全然いいよ!」って教えてあげる。伝わらないみたいだけど‥

美術の評論をするヒトは、『落穂拾い』を差別視するようだったけど田にも畑にもおろか、太陽の下に出た事はない人達なのだろう‥
色々なヒトが評論家と同じ様なコメントを書いているけど、評論するヒトは結局は何も生み出さないし何も出来ない。評論の意味が判らない‥

助役にミレーの絵画の評論のハナシを聴かせると、『オレらは最下層なんだね‥』って愚痴っていた。
さんざん美味しく食べておいて‥( -_-)=з