牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

Because it is there.

一昨日(5/31)にローカルニュースを見ていたら、エベレストに世界最高齢で登頂したヒトが帰って来た。って報道していた。長野県の真田のヒトらしく、ジャージにTシャツ姿で上田駅の新幹線の改札口を出た所をローカル局員にインタビューされていた。支援者か親族の迎えがなくタクシーで1人帰って行った。
なんとも、寂しいニュースだった。

たしかこの間、三浦雄○郎氏が70歳で世界最高齢って言っていたけど、それも次々と塗り替えられているらしい。三浦氏は75歳で次の登頂をねらって準備をしていると聞く。
最年少7大陸最高峰とかやっていると思ったら、今度は最高齢だ‥
エベレスト登頂時のビデオとか写真とかを見ると、夏の富士山を思わせる渋滞状態に見える。
カメラに露出する部分全てにスポンサーのステッカーが貼られ、攀じる広告塔である事が伺える。
三浦氏や野○建氏なんかはこんな感じだったけど、この爺さん(失礼!)は地味なものだった‥。
「このヒトいいキャラしてるんだよぉ~」って言うのは一緒にニュースを聴いていた友人‥。

「知ってるの?、そういえば、長野市の40代の男性が単独で亡くなってるよねぇ?」僕
「そうそう、同じ隊だったんだよ、公募隊」
公募隊とは登山許可や何がしを団体で効率良くコストを下げるよう工夫した隊で、正式には同じ目的(登頂)を共有する隊だ。人気のツアーには荷揚げから食事、固定ロープまで、セットして貰って客はただ登るだけ‥ってシステムが確立されているらしい。

500万と3ヶ月の休暇、それに8,000m峰の高度に順化出来る体力があれば誰でも?エベレストには登頂出来るって触れ込みになっているようだ。こんな事で、近頃では登山の“と”の字も知らない人(僕は知っていたつもりだけど忘れた部類‥)ヒトが突然エベレスト山頂に現れる事になる。
『確かに体力あったよな~、山好きだたんだぁ~』って正直思う。

長野市の男性は公募登山で現地入りして、無酸素単独と言うチョッと難しい選択をしていたらしい。それが高度順化に失敗したのかC2(キャンプ2)でテント内で死亡している所を、同じく公募隊で入山したヒトに発見されて、日本に連絡が来たらしい。(らしいばかりでスミマセン)
遺体は現場に埋めて、来たとの事。
最高齢のオジサンも同じ隊の人だったらしい。
ふ~ん。って『エベレスト登山での死亡者』なんかを検索したら、いるいる。
登頂者の約5%は死亡している。

で思ったのは、死亡を医師が確認したのかな?
(居る分けないよね‥○井通子サンは医師免許持っているらしいけど‥)
埋葬だなんて、死体遺棄にならないのかな?
って事。この僕がこんな公務員の様な事を心配する必要はないけど、商売にしているツアー会社があってソレもかなり繁盛しているらしいって事。かなりリスクの高いビジネスだ。

検索していると、山頂付近で瀕死の状態のヒトを確認しながら見過ごして自分らだけ登頂して、その後瀕死のヒトは死亡‥(埋葬?されたのかな?)ってある。
外国の人だったらしいけど、なけなしに貯めたン百万と、会社を辞めてまでエベレストに来て登頂目前で登頂を諦めて救助をするって事も、自分に当て嵌めたら出来る事か‥。
宗教観のある外国人でさえないのだから、無宗教の日本人は‥
そんな事は日常ざらだ、道端で困っているヒトが居て自分が急いでいる時‥
エベレスト山頂では自分の一歩だけでも必死な想いだろう‥。
って事で、とても助けてはいられまい‥。
そんなリスクも承知で登山をしているのだろうから‥

こうやって真実も背景も知らず言いたい事を書くのは簡単なもので、何が悪い良いとは決して言いたくない。『退却する勇気』ってよく言うけど、事故は事故で突発的に起こる事もあるだろう。
なんで、そんなに世界一高さの山ばかり狙うのだろう?
それも、なるべく困難な方法で‥

聞けば長野市のヒトも一度は埋葬?されたけど、後日通過したヒトのハナシではすっかり雪上に露出していたそうだ‥。遺族が払えれば降ろす方法もあるというけど、どんなものだろう?
遺体を見ながら山頂を目指す‥
清掃登山の野○氏なら担いで着てくれるのだろうか?

『そこに山があるから』(Because it is there.)って和訳されているけど、処女峰のエベレストは当にない。あるのは究極のエゴイストの残留思念だけだ。

日本人ならいざ知らず、外国人(って何人)はもっとオリジナリティーのある“自分だけの未踏峰”を見つけるのが上手だと思って居たけど、それほどでもないらしい‥