牛歩村日記? Like a snail's pace?

日々平穏に暮らしていれば、自から幸せになれると言いますが‥?いろいろ雑音が‥

大谷崩れ

日本人は三大○○って言うのが好きですね。
山登りの世界では“三大峠”“三大雪渓”“三大急登”等々あるのですが、隣村の小谷村には“三大崩れ”(崩壊地)の一つ「稗田山」があります。
これは明治に山が崩れて土石流が尾根を越えて村を埋め、姫川を堰き止めて巨大湖を出現させたものの、堰き止めていた土砂も崩壊して下流にも多大な被害を与えた災害でした。

一昨年の中越地震山古志村に出現した堰止湖を覚えている人も多いかもしれません。

もう一つは富山県上新川郡大山町の鳶山の崩落地です。
これまた広大な崩落地で、明治時代から砂防工事が続けられています。
釣りや秘湯探索でよく遊びに行った物です。

そしてもう一つが、ここ静岡市梅ヶ島温泉大谷嶺です。
いつかは行かねばと思ってましたが、ついにそのときが来ました。

イメージ 1茶畑の中をずいずい登って行きます。
他の観光客も、三大○○って紹介されているので、とりあえず見に行こうと道の終点を目指します。

イメージ 2以外とあっさり末端にたどり着きました。
ここまで車で来られます。
沢山駐車車両があったのは、登山者のものだと思います。

イメージ 3山の中にはチラホラ「ミツバツツジ」が綺麗な花を咲かせています。

イメージ 4宝永4年に崩れた土砂は下流にこんな滝を形成したらしいです。

前述の2箇所に比べて全貌が見渡せなかったからか、それ程“大自然の驚異”と言うか“言葉に表せないような威圧感”は感じられなかった。
周囲でも特に大きな工事はされておらず、普通のガレ沢の様にしか見えなかった。

それにしても、すぐ下流に別荘の分譲地があり新しい洋風の別荘が集落を形成していたが、分譲する人も人だが、購入する人もどんな無神経な人なんだろう‥
まぁ、大きなお世話だが(´_`*)

こんな本があります。幸田文著「崩れ