まだ、復興を実感していないヒトが居る‥。

　言わずもがなの３月11日、比較的大多数のこの国のヒトが『同時に同じ体験をする』という出来事の9年後をどの様に感じているのか‥を感じたくて残念ながらラテ＆電子媒体で様子を見てみる‥。まずは、昼間にも内閣府の献花式というのを見る‥

 　やけに間隔を開けた椅子の間隔がなんだか空虚で、ご自分の言葉と感じられない首相の弁も空虚感を更に増していた。標柱は中止になった政府主催の方を切って作ったのか木材が無駄になってないか心配‥。政府主催の追悼会は来年が最後とのコト‥

 　14:46にNHK総合の黙祷と、NHKプラスの黙祷と、NHKネットラジオの黙祷と別々に三回も「黙祷っ！」って指示して貰ってチョッと混乱する‥。

　昼間から流れていた話題だったけど、虹が出たそうでソレを関連付けていらっしゃるヒトが居たけど、ソレはいいとしてなにやら鳩なんだかウミネコなんだかヘリウムを入れた鳥型の‟張りぼて”を式典で飛ばすのが流行っているらしい‥。調べてみた‥

Ecolovy（エコロヴィー）は、太陽光に当たると、主に、水・炭酸ガス・バイオマス（生物資源＝堆肥等）に生分解される素材でできた風船です。 環境にやさしい風船として、世界中で採用されているリリース用の風船です。

エコロジー風船 ECOLOVY（エコロヴィー）｜ハト風船、エコバルーン

　はじめは買い物袋が強風で舞っているのかと思ったけど、鳩の形だそうでサイトでは古くは長野五輪開会式で採用！とある‥。買い物袋でも環境型ってあったけど、時間が経つとボロボロに粉のようになるタイプで、使用する肝心な時にボロボロだったりしてなかなか使用期限が難しい商品‥。どの位の速度で分解されるかだけど、施設の給水口とか昆布干し場とか田起こしの最中とか染め物の干し場とか風力発電の風車とかなかなか面倒な商品だな‥。ナニも考えずに放出できる大きなココロには感服してしまう‥。

　民放は好きなコトを言っていてもいいとして‥NHK総合を少し見たら一車線の自動車専用道路が出来て復興！復興！と言っている。教育に回したら一変して重い画面で道が出来て嵩上げされて空虚な誰もいない市街地、作業服姿の他の地方から来た作業員しかいなく顔見知りもいない‥。って真逆のコトを言っている‥。チャンネル多くて良かったネ‥NHKどの要望にも応えられそうだ‥。ボクはBSの磯田センセイの出演していた治水歴史ものを見ていたけど‥。

　21時から夕飯を食べながらNHK総合をみていたら‥「9年経った今復興を感じていない住民が居る‥」「阪神震災時では○年後には○％だったのに‥」とか感じのコトを言っていた。まぁ道が出来ないと、搬出搬入も出来ないのは判るけど‥、ナニか特有の感じないとイケナイ同調圧力の様なモノの空気を感じてしまう‥。「お爺ちゃんが仮設に居座るといつまで経ってもココを整備できない‥」「ココに新しいショッピングセンターを誘致しないと、本当の復興とは言えないっ！！！」なんて勝手にシナリオが出来てしまう‥。困ったモノだと‥見るのを止めた‥。

　大規模な震災でなんだか新しい法が出来て援助が得られるヒトはいいけど‥。ボクがあの頃心配したのは、2011年6月30日の朝に長野県松本市牛伏寺断層あたりでおこった地震(長野県中部地震)で、松本市で44歳の男性が本の下敷きになり死亡、他14人が重軽傷を負い、住宅多数が半壊一部損壊し、松本城天守の壁にひびが入った地震だけど、その後の死亡した男性のハナシは全く情報なし‥。探せばあたのかもしれないけど、扱いが小さ過ぎて‥。津波で大勢が亡くなろうと、松本市で運悪く下敷きになろうと、同じ死なのに‥（"しなのに"って変換したら"信濃に"ってなった‥）被害が小さくても被害は被害だ‥ソレこそ命に重さなんかないはずって‥。運が悪く少人数で被災しても誰（自治体？）にも相手にされないとかあったら平等ではないしなぁー。

自分チだけピンポイントで崩れても相手にして貰えそうにないね‥。あんなトコ家建ててバカじゃねぇ～とか‥

地区ごとみんなバカでそんなトコ住んでても数が多けりゃ被災地指定ってコトだね‥。多数決の世の中だからね‥。

それにしてもボラで行った仙台市若林区の荒浜って、海岸線の貞山堀の横まで住宅地だったよ‥？誰も過去に津波が来たことを教えてくれないのか隠蔽して住宅開発したのかナ‥？

「まさか津波が来るとはっ！」って言っていたよ‥。小学校で郷土の歴史とか地理とかちゃんと教えないとね‥理解出来ない子供も居るだろうけど‥親を含めて‥ネ。長野県は断層と火山多くて余り良くないかも‥海の津波は無くても山津波はあるしね‥