11月15日は狩猟解禁です。
当日は朝からオレンジ色のベストを着たオヤジさん達が河川敷を走り回っているのが多く見られました。
とある川のの近くに居ましたら、二人のオレンジのオヤジさんが車から降りて、傍らの葦原をガサガサ掻き分け何かを探してます。
「なんか探してるんですか?」との私の問いに
「カモを今撃ったんだけどこの辺なんだよな」との事。
「犬は連れてないんですか」と私。
「犬はうるさいから‥」とオヤジさん。
「おいっ、行くぞ!」って仲間が現れる。大人が揃って朝から鉄砲持ってそそくさと移動‥
どうも見つからないらしい‥
「見つけたら貰っていい?」との私の問いに
「ああ、いいよ」との答えと共に立ち去る。
解禁日は忙しそうだ。
考えてみれば、私が居るのに近くでカモを撃っているなんて、オレンジのベストは着てないけど、車は近くに置いてあるんだし‥
「つったく危ないなぁ~」って思いながらも、頭の中は“鴨鍋”の事だけ(^-^)
オヤジさん達が歩き回った葦藪を掻き分け歩き回ったら鴨がうつ伏せにしていた。
両手を伸ばすとまだあたたかい。持ち上げると死後硬直した首は棒の様に真っ直ぐのまま持ち上がった。
脇の下と首に血が滲んでいます。
さっきまでは鴨鍋に入れる食材を考えていたけど、亡骸を手に取って温もりを感じた時、それは虚しさに代わった。私が拾って食べなかったらドウなるんだろう。
後日、村の仲間と鴨鍋を囲みました。
近所のリンゴ畑の人と話をしていたら、リンゴに散弾の鉛玉が貫通した痕が良くあって商品にならないって言ってました(´_`*)